2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「四谷怪談」を読む(十)お花とは誰なのか

伊右衛門の後妻の名は、『四ッ谷雑談集』、鶴屋南北『東海道四谷怪談』、「文政町方書上」でそれぞれ異なっている。『雑談』ではお花、南北の芝居では喜兵衛の孫娘お梅、「書上」では「喜兵衛妾こと」となっている。 『雑談』を読んでいた南北が、お花の名を…

煮物(さつま揚げ・インゲン豆・白滝・南瓜)、焼き肉少量、アボガドとトマトのサラダ。

「四谷怪談」を読む(九)伊東家の屋敷

伊東喜兵衛の話の続き。 伊東家の屋敷 『四ッ谷雑談集』の伊東喜兵衛はその性格こそ「悪逆無道」と貶されているが、素直に読んでいるとどことなく華やかイメージが付きまとう。なにしろ喜兵衛が最初に読者の前に姿を現すのは花見の席であり、物語が進んでか…

妻が飲み会だったので、一人で晩ご飯。スーパーの弁当、半額になったやつ。

「四谷怪談」を読む(八)お岩様の祟り

四谷怪談をやると祟りがあるという言い伝えが生まれたのは、おそらく南北の芝居『東海道四谷怪談』が上演されてからのことだろうと思う。言い伝えの内容にはいくつかあるが、その主たるものの一つに「目にくる」というものがある。市川團十郎も柴田練三郎も…

肉野菜炒め、胡瓜とクラゲの和え物、トマトとセロリのサラダ、生春巻き。

Web評論誌『コーラ』20号

Web評論誌『コーラ』20号が刊行されました。私も駄文を寄せさせてもらっています。 中原紀生さんの論じた井筒俊彦とか白川静のような、ああいう碩学という言葉がしっくりくる学者さんの本って、最近少ないなあ。自分が読んでいないだけかも知れませんが。 …

焼き茄子、胡瓜とクラゲの和え物、トマトとレタスのサラダ、味噌汁。

幻解!超常ファイル ダークサイド・ミステリー

今夜、NHKBSプレミアムで「幻解!超常ファイルダークサイド・ミステリー.」という番組が放映されます。 http://www4.nhk.or.jp/darkside/ この番組に私(広坂朋信)がチラッと写るかも知れませんが、どうか笑って許してください。 ふだんならお断りするはず…

「四谷怪談」を読む(七)伊東喜兵衛

前回、「共同体の総意」という言葉を使ったが、総意といっても、亡き又左衛門の遺志も当事者たるお岩の遺志も確認しない、いわば隣近所の善意の押しつけである。お岩はこれを断固としてはねつけた。その結果、小股くぐりの又市という斡旋仲介のプロの手を借…

ちらし寿司、冷や奴、

「四谷怪談」を読む(六)「此娘勝れて生れ付宜しからねば」

『実録四谷怪談―現代語訳『四ッ谷雑談集』 江戸怪談を読む』の注や解説で不十分だったところを補うつもりでだらだら書いてきて、またまだ書くことがあるに気づく。長年調べてきたことだから材料はたくさんあったのだが、時間と紙幅の制約から満足のいくもの…

チーズハンバーグ、サラダ(タン塩・トマト・レタス・玉ねぎ)、ほうれん草のおひたし。 ハンバーグが上手にできて満足。

「四谷怪談」を読む(五)「お岩」という名前

背景説明のつもりで脱線ばかりしてきたが、いよいよ『四ツ谷雑談集』の内容に入りたい。 背景のまとめ 舞台となる四谷左門町は江戸の周縁部を開拓した新興住宅地である。今の新宿区四谷の市街とは景観が違う。少し歩けば田畑や雑木林のある町はずれに、広い…

ジャージャー麺、冷や奴、トマトとレタスのサラダ。

「四谷怪談」を読む(四)太平記!

時代設定のことはまた折りを見て蒸し返すとして、『実録四谷怪談―現代語訳『四ッ谷雑談集』 江戸怪談を読む』の底本とした『四ッ谷雑談集』写本のもう一つの特徴を挙げておくと、すべての章ではないのだけれども、いくつかの章の冒頭に故事やことわざを引い…

こんにゃくの刺身、鶏砂肝と水菜のサラダ、豚のニンニク醤油漬けソテー。

「四谷怪談」を読む(三)時代はいつなのか

お恥ずかしいことに『実録四谷怪談―現代語訳『四ッ谷雑談集』 江戸怪談を読む』に誤植があった。 同書24頁の注欄の注5に「田宮又左右衛門」とあるのは誤りで、本文にある通り「田宮又左衛門」が正しい。ワープロの誤変換を見逃してしまった。お詫びして訂正…

肉豆腐、アボガドとレタスのサラダ、冷や奴。 アボガドが堅かった。

「四谷怪談」を読む(二)伝説の舞台

前回は結局まえおきばかりになってしまったので、大急ぎで本論に入る。 なお、『四ッ谷雑談集』の内容については重複を避けるため説明を省くので、それについては『実録四谷怪談―現代語訳『四ッ谷雑談集』 江戸怪談を読む』をご覧いただきたい。 「江戸繁栄…

豚肉の味噌漬け、トマトとレタスのサラダ、冷や奴。

「四谷怪談」を読む(はじめに)

「「四谷怪談」を読む(一)」をこのブログに掲載したら、さっそくコメントを寄せてくださった方が「四谷怪談というと、すぐ歌舞伎や映画を思い出します」と書かれているのを読んで、アッしまった!と気づいた。つまり私は、四谷怪談といえばすぐ歌舞伎や映…

「四谷怪談」を読む(一)

これから数回に分けて、「四谷怪談」の源流『四ッ谷雑談集』について覚書を記していくことにする。 七月に刊行された『実録四谷怪談―現代語訳『四ッ谷雑談集』 江戸怪談を読む』で、私は「四谷怪談」の源流『四ッ谷雑談集』の現代語訳と注を担当させていただ…

ブロッコリとアスパラガスの茹でたもの、オクラと牛肉の炒め物、味噌汁。 先日、腹を下したので、すべて加熱した。

エヴァンゲリオン新劇場版三本目

妻に隠れて視聴。 ミサトさんたちの空飛ぶ戦艦とか、二人乗りのエヴァとか、何かのパロディなのかもしれないけれど、わからない。わんこ君の首輪はあれだな。 リツコさんて死んだんじゃなかったっけ? それはテレビ版だけ? 冬月先生がすっかり老けていた。 …

鶏肉とオクラの炒め物、クラゲと胡瓜の酢のもの、冷や奴、セロリとトマトのサラダ(前日の残り)、朝いれて残っていたコーヒー。 就寝直後から今朝にかけて断続的に激しい下痢。 一キロのダイエットに成功した。