2013-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「四谷怪談」を読む(十三)影の薄い伊右衛門

鶴屋南北の『東海道四谷怪談』の民谷伊右衛門は出世したいという彼個人の願望から妻お岩を裏切るが、『四ッ谷雑談集』(以下『雑談』と略)の伊右衛門はまったく受身で、御家人共同体の意志を代行する上司・伊東喜兵衛の言うなりに動く操り人形のようだ。

私が老親の世話のため実家に行っていたため、妻が作ってくれた。 洋風の肉野菜の煮込み、サラダ(ベーコン・胡瓜・さつまいも)。 たいへん美味しかった。

「四谷怪談」を読む(十二)喜兵衛の説得

『四ッ谷雑談集』の悪の主人公・伊東喜兵衛は「悪逆無道」と形容されながらも、お岩追放劇において演じた役割はといえば、お岩を外に出し養子に家を継がせるという、お岩の反対で頓挫した同僚たちの総意を、小細工を弄することで実現しただけである。その点…

皿うどん、餃子、ニンジンと胡瓜のサラダ。

江戸しぐさ

某ブログにちょっと驚いた記事があったのでメモしておく。 当該ブログの筆者さんは、昨年、小学6年生だったお嬢様の授業参観でのこととして次のように書かれている。 道徳の時間だったそうだ。 導入で、先生が、警視庁の職員数が約4万人であるのに対して江…

肉野菜炒め、玉子焼き、胡瓜とクラゲの和え物、味噌汁。

「四谷怪談」を読む(十一)喜兵衛の役割

喜兵衛妾お花が妊娠した。前回、お花は架空の人物で、お梅の分身かもしれないと推測したが、便宜上、『四ッ谷雑談集』の筋立てに沿っていく。 やがてお花が産む子は、お染と名づけられ、田宮家の長女として育つ。ちなみに、鶴屋南北『東海道四谷怪談』のもう…

遠来の客人の接待で恵比寿のビアホールで外食。ソーセージ、アジのマリネ、ジャーマンポテトなど、そして禁断の味・黒ビール! 久しぶりに呑んだが上手かったなあ。 〆にそば。