「パッチギ!LOVE&PEACE」

池袋の映画館で見てきました。
一部では不評のようですが、ちゃんと面白い映画になっていました。前作の出来がよすぎたので、辛口の批評が多いのでしょうか。
とくにキョンジャ役を演じた中村ゆり、凛とした美しさで、よかったです。
前作でのキョンジャの設定は高校生、今作では、あれから何年もたっていて、自立しようとする若い大人の女性という設定。違いがあるのは当然。沢尻エリカの醸し出した屈折のある少女のイメージのままで演出したらおかしなことになってしまう。
アンソン役の井坂俊哉も力演。なにより、もう一人の主人公といっていい、元国鉄職員・佐藤を演じた藤井隆が光っていました。
アンソンとキョンジャの面倒を見る東京の叔父・叔母役で、風間杜夫手塚理美が出演しているのも、私の懐古趣味を満足させてくれました。
ただし、本編上映前に「夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス)」の予告編を流すのはやめてほしかった。本編で感動する前に(原作を思い出して)号泣してしまったではないですか。