頷くことばかり

matsuiismさんのhttp://d.hatena.ne.jp/matsuiism/20061121という記事の注の文。

改正を進めたい「革新」派は、法律で「愛国心」を保証しなければならないほど、自国の歴史や文化に自信と誇りを持てないのか。自国の失敗や惨めさというマイナス面を直視するところに、この国を「革新」する手掛りがあるとは考えないのか。また、改正反対という「保守的」な姿勢をとる者たちは、何を「保守」すべきだと考えているのか。教育の現場や実情が「今のままでいい」と思わない者にとって、そうした保守性は魅力的ではないのではないか。以前、私は尹健次(ユン・コォンチャ)氏の本で、教育基本法の普遍性・抽象性(固有の歴史的・民族的事情の捨象)を批判した文章を読んだことがある。憲法についてもそうだが、政府与党の「改正(=改悪)」に反対するだけでなく、別の方向に「改正」する理論や社会・政治勢力をなぜ作れないかということが問題なのではないか。

そうなんだよなあ。