鬼太郎の下駄

昨日は、エヴァンゲリオン新映画版DVDのレンタル開始日だと勘違いしていた。ビデオ店に寄ってみたら、販売の開始日だった。
せっかく寄ったのだから、と、ゲゲゲの鬼太郎の実写版を借りてくる。今日、妻の留守をねらってこっそり視聴。

デビルマン」も「キューティーハニー」も今ひとつだったからなあ、特に鬼太郎で実写は難しいだろうなあ、と思っていたが、なかなかよい出来だった。ただ、妖怪が全然怖くない。この怖くない妖怪というのは水木妖怪の特徴でもあろうけど、ここまで怖くないと拍子抜けする。
メイキングでのインタビューで、主演・ウェンツ瑛士が「下駄の音を出したい、鬼太郎といえばカランコロンという下駄の音だと思うから」と演技の苦心を語っていたのを聞いて、ハッと思った。これ、「牡丹灯籠」じゃないか?
下駄の音がカランコロン、というのは、円朝の「牡丹灯籠」から来たんじゃないだろうか。
そうすると、鬼太郎のお母さんは「牡丹灯籠」のお露さんにゆかりのある人ということになるのだろうか。
原作で下駄の由来がどう描かれていたのかは知らないし、こんなことは水木ファンの間では、とっくに解決済みのことなのだろうけれど、そんなことを思った。