妻のことではない

前日に血迷って借りた「ズ書館戦争」、戦争ごっこの舞台を図書館に置き換えただけのつまらない代物で、原作も読む気が失せた（「攻殻機動隊」の図書館版を期待していたので落胆が大きかった）。
駄作の口直しをすべく、前から気になっていたホラーを借りてきた。

コワイ女 通常盤 [DVD]

全三話のオムニバス。
追いかけっこの第一話と足フェチの第二話はなかなか上出来。
第三話に精神病が遺伝するような表現があってこれにはちょっと引っかかったが、全体としてはおおむね満足した。
最近のホラー映画には、疑似ドキュメンタリー調のものが多く、それらもいくつか見てみたがたいてい淋しくなるくらい不出来。その点、この「コワイ女」は、きちんと物語を作って、きちんと演出してある感じがしてとてもよかった。
ヒロインも、第一話の中越典子ももちろんよいが、第二話の鋼ちゃん役の女優さん、足だけなのに名演技。ラストシーンには愛らしささえ感じた。