2008-10-12 発破師はどうだろう? 購入書 わたしは花火師です―フーコーは語る (ちくま学芸文庫)作者: ミシェルフーコー,Michel Foucault,中山元出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2008/09/10メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 40回この商品を含むブログ (44件) を見る本書冒頭のインタビューでフーコーは,自分は歴史家でも哲学者でもなく「花火師」だと言っているが、訳者自身も認めているように,この「花火師」という語は「爆破技師」と訳すべきだった(誤訳というわけではないが適訳かどうかという話)。フーコーの仕事は,地形や強度を調べ,適量の火薬を仕掛けて突破口を開くようなものだというのである。 それなら「突破者」ではどうかな。あ、いやそういう名前の本は既にあったっけ。発破師はどうだろう?