堤幸彦監督『BECK』

今夜は、白菜と春雨の鍋をつつきながら、妻の借りてきた映画をDVDで鑑賞した。

「BECK」 通常版 [DVD]

「BECK」 通常版 [DVD]

友人のバンドを見にライブハウスに通っていた頃のことを思い出した。
正攻法の青春ドラマだが、テンポがよく楽しめた。
音楽映画なのにボーカルの声を入れない仕掛けも、この場合成功していると思う。
私たち夫婦は最近活躍している若い俳優さんのことをあまりしらないので、
「この子、「家政婦のミタ」の長女じゃない?」
「ラップの彼、どっかで見たなあ、あ、『オカンの嫁入り』の捨て男役だ」
などと、たいへんにぎやかに鑑賞。映画館なら「静かに」と叱られたろう。
主人公の作る曲想がどうもオアシスっぽいなあと思っていたら、エンディングに本当にオアシスの曲がかかったので、当たった当たったと大喜び(宝くじも当たらないかなあ)。
「面白かったねえ」
「監督がいいのよ」
「誰?」
「…忘れた」
間の抜けたやり取りの挙句、最後に堤幸彦監督であることがわかり、なーるほど、僕らの趣味に合うわけだと納得。