『新燕石十種第五巻』

先日、台湾からの留学生を案内して、神保町の古本まつりに行った。
神保町は初めてだというので、とにかく全体像を見せたいと思って、専大前交差点から表通りをおもだった古書店の特徴を案内しながら歩いて駿河台下の三省堂でUターン、すずらん通りの東方書店と内山書店まで。
くたくたになったが、子どものいない私ら夫婦にとっては、何よりの楽しみ。自分の子どもが大学に入ったらきっとやっただろうことを、異国から来た秀才を相手にやらせてもらった。半日だけ、父親気分を味あわせてもらった。ありがとう。
妻は夕食をとりながら、台湾情勢についてあれこれと尋ねていたが、私は古本屋巡りで満足し、かつ疲れ果てたため、居眠りをしてしまったのでよく聞いていなかった。
買った本は、『新燕石十種第五巻』中央公論社、「怪談老の杖」が収録されている。
消費税増税前にもっと新刊も買っておけばよかったが、ここのところ忙しくて、それどころじゃなかった。