ホラー二本

昨夜は妻の居ぬ間にホラー映画をDVDで視聴。
本当は、新作『喰女』を観に行くつもりだったのだが、週末に大ピンチを乗り切ってものすごく疲れたので、池袋や新宿に出かける気がしない。
レンタルショップでガサガサっと借りてきた。

悪霊病棟

テレビの連続ドラマだったそうだが、ぶっ通しで見ても中だるみがなく退屈しなかった。Ｊホラーの先行作品を意識したパロディがちりばめられていて、たいへん楽しめた。
夏帆演じるヒロインの方が幽霊よりも幽霊っぽいという演出も面白い。夏帆という女優さん、よく知らなかったが、地味で内気な女の子が眼鏡をとったら美少女！かと思いきや、今一つ自分を出しきれないという芝居を上手に演じていた。
登場場面は少ないが、ヒロインの父に嶋田久作、亡き母に三輪ひとみという配役もうれしい。他に看護主任役の森脇英理子、同僚看護師役の川上ジュリアが熱演。

悪霊病棟 DVD-BOX [ 夏帆 ]

ラビット・ホラー

ホラーというよりサイコサスペンスかなと思っていたら父と娘のドラマみたいな印象のダークファンタジー。『不思議の国のアリス』と『人魚姫』をモチーフにしたストーリーはたいしたことはない。
それよりも映像と出演者の演技を楽しむ映画。
映画館と遊園地の場面が美しい。どこかの遊園地とタイアップしているのだろう。
ヒロイン・満島ひかりが好演。この女優さん、何やっても上手いな。またウルトラマンを見たくなった。
香川照之、大森南朋、緒川たまき、といった芸達者が脇を固めるって、固めすぎだろうというくらい固めている。大森南朋演じる精神科医は大根でもよかったのじゃないか。力演続きだと見ていて息がつまるから、すこし息抜きがあった方がいい。
幻の子どもを演じる子役も大活躍。

ラビット・ホラー [DVD]

特典映像見て吹いた。干支映画『兎年』、見てみたい。