キカイダー REBOOT

レンタルDVDで視聴。SF映画というよりアクション映画だった。

プロフェッサー・ギル役は、てっきり石橋蓮司本田博太郎かと思っていたら、鶴見辰吾だったが、この映画の設定にはぴったりだった。石橋や本田だと怖すぎてキカイダーが勝てそうにない。
光明寺博士役の長嶋一茂がいい味を出していた。
鶴見と長島の「博士役」での起用は、彼らを同世代の若手タレントとして記憶している私にとっては意外だったが、考えてみれば私たちの世代も中高年、初老といってもよい年齢になったわけだ。
敵アンドロイドのマリ役の高橋メアリージュンも、もう一人のヒロインとしてよい味を出していた。
ひるがえって本来のヒロインであるミツコさんは、ジローに対してちょっとかたくな過ぎるのではないかと最初は感じたのだが、思い起こせばミツコさんとはそういうキャラクターだった。佐津川愛美が好演。同じ理由でジロー役の入江甚儀の無表情ぶりも見事。
というわけで配役や演技には文句は無いのだが、ただ一つ不満だったのはビジンダーが出なかったこと。
あっ、高橋メアリージュンの演じたマリがそれか!