フランクフルト学派関連文献

友人からのメールをメモのために転載。

フランクフルト学派関連文献を探してみましたが、少ないですね。
ジャーナリスティックものとしては、清水多吉(あの!)の『1930年代の光と影―フランクフルト学派研究』くらいでしょうか。後は、アカデミックなもので『フランクフルト学派再考』『ハーバーマスとアメリカ・フランクフルト学派』『永遠の亡命者たち―知識人の移住と思想の運命』くらいですかね。マーティン・ジェイという人は精力的に紹介していますから、あと2・3冊あります。
それから、フランクフルト学派の非難というより論難とでも言うのでは、以前からあるのは『フランクフルト学派の国家と社会―ハーバーマスとオッフェの理論を批判する (1984年)』。多分陰謀論者連中がこっそり使っていそうなのが、ノルベルト・ボルツ批判理論の系譜学―両大戦間の哲学的過激主義 (叢書・ウニベルシタス)』じゃないかと思う。ただ、この人(故人)は辛らつだけどちょっと注目もしている人なので、期待はある。
デミロヴィッチの『民主主義と支配』はどうなんだろう?