地面は掘ってみるもの

浅野裕一諸子百家』一気に読了。

諸子百家 (講談社学術文庫)

諸子百家 (講談社学術文庫)

本書によれば、近年、中国で新史料が続々と発掘されていたのに、日本の学界は保身のためか無視してきた。
ところが、新出土資料にはこれまでの古代思想史の常識という名の屁理屈をくつがえすようなものが含まれていたらしい。あまりの面白さに興奮している。
地面は掘ってみるもの、古書は読んでみるもの。
新出土資料研究について、下記に紹介があったのでメモしておく。
http://www.let.osaka-u.ac.jp/chutetsu/sokankenkyukai/
東北大と阪大の研究者が中心のようだ。他は権威が重くて身動きとれずか?いや悪口を言うつもりはありません。私の母校にも中国哲学科があったはずだが何をやっていることやら。こういうのに取り組まないようでは、漢文科に名前を変えたらよい(悪口ではありません)。