灰皿を買った

先日、愛用の灰皿の底が抜けた。金属製のもので、溜まった燃えかすがくすぶっているのをコーヒーの飲み残しやらで消していたのがよくなかったのか、すっかり腐蝕してところどころひびが入っていた。
灰を捨てるときに、ひっくり返してコンコンと底を叩いたら、スコンと底が抜けた。
そこで、新しい灰皿を買おうと、近所のスーパーやらコンビニを回ったけれども、どこにもおいていない。かつては安物の灰皿などどこにでもあったものだが、反喫煙勢力は灰皿までいぢめているらしい。
仕方なく、ジャムの空き瓶で代用していたのだが、置き煙草ができないのがどうにも不便だ。今日、ふと思いついて仕事場の最寄り駅そばの百円ショップに行ったら、あった。メラミン灰皿中ふた付き。白いのにした。中フタに置き煙草をする溝が四つもついている。
新品の灰皿で煙草を吸うとなんだかうれしい。
妻が留守なので、昨日、一昨日とコーヒーを飲まなかったが、今日は少し濃いめのコーヒーを淹れてみたりする。妻が嫌うのでよほど暑くならないと使わないクーラーもいれてみる。
みすぼらしい仕事場が、なんだか立派なオフィスになったような気がする。