メモ

Web評論誌『コーラ』36号のご案内

少しご案内が遅くなりましたが、駄文を寄稿させていただいているWeb評論誌『コーラ』36号が発刊されました。 今回は心霊スポットについて形而上的屁理屈をこねてみました。 というのも、昨年の暮れに、末席に居座っている怪異怪談研究会のイベントで、現役の…

謹賀新年

もうすぐ終わりを迎えるはてなダイアリーで、あけましておめでとうございます。 公私とも多忙で、このブログもほったらかしになっていました。 はてなブロガーの皆さんとの交友の思い出を残しておくために新ブログに移行するつもりですが、更新できるかどう…

老母の怖い話

暑かった夏の思い出として、介護施設に短期入所した老母の怖い話を一つ。 ちなみに、これは高齢者福祉の問題点が云々というたぐいの話ではないことをあらかじめお断りしておく。 1992年に堀田善衛は、随筆「アルハンブラの思い出」で、暑いことで有名なスペ…

Web評論誌『コーラ』35号のご案内

駄文を寄稿させていただいているWeb評論誌『コーラ』35号が発刊された。 私の〈心霊現象の解釈学〉は、ユング『心霊現象の心理と病理』と、國分功一郎『中動態の世界』を題材に屁理屈をこねてみた。これでも表題に掲げたテーマに近付くための小さな一歩のつ…

夏休み

今日は猛暑のなか、妻と原宿に出かけた。 妻につきあって明治神宮を一回りしたら、熱中症気味になった(妻は平気)。しかも宝物館は工事中で見学できず。 それにしても境内の休憩所のメニューの高いこと。観光地値段なのだろうが、焼きそば600円、鳥丼750円…

一難去ってまた一難の毎日

昨日、老母の病院通いのために実家に行ったら、このくそ暑いのに、エアコンが壊れていた。 日曜日まではちゃんと動いていたのに。 あれこれいじってみたが、10分ほど動いては止まるを繰り返すばかりで、どうにもならない。 さっそく、新しいエアコンを買い…

高幡不動

日曜日には、老母の車椅子を押して高幡不動に参詣。 母がアジサイが見たいというので、車椅子で境内一周。母はけっこう体重があるので、腰と背中が痛い。 門前の開運蕎麦、以前来た時より美味しくなっていた。

誕生日

今日はマルクス生誕200年の誕生日だそうでファンの方々が盛り上がっているが、キルケゴールの誕生日でもある。そして、偉大な思想家たちと並ぶとたいへん肩身の狭い思いがするが、実は私の誕生日でもある。 今日、五月五日で五十五歳になった。妻が夏用のシ…

Web評論誌『コーラ』34号のご案内

駄文を寄稿させていただいているWeb評論誌『コーラ』34号が発刊された。 私の〈心霊現象の解釈学〉は、真木悠介(見田宗介)『気流の鳴る音―交響するコミューン (ちくま学芸文庫)』の片言隻句を題材に屁理屈をこねた挙句、始末に困って三遊亭円朝の落語『怪…

明日はエイプリルフール

このブログ上で告知すべきことがある。

今年の義理チョコ

ふと見ると、壁に妙なものがかかっている。 妻からの義理チョコであった。 袋だけかと思ったら中身もゴジラチョコ。 もったいなくて食べるどころか封もあけられない。

今年の目標

ダイエットを今年の目標にせざるを得なくなった。 食べる量は増えていないし、老母の世話と仕事の板挟みでストレスも増大しているのに、油断すると三ケタの大台に乗りそうだ。

今年の三冊

今年読んだ新刊書のなかで文句なしに面白かったものを三冊、順不同で挙げておく。 ・藤田孝典『貧困クライシス』(毎日新聞出版)貧困クライシス 国民総「最底辺」社会作者: 藤田孝典出版社/メーカー: 毎日新聞出版発売日: 2017/03/01メディア: 単行本この商…

年賀欠礼

ネットでのお付き合いの方々にはこの場を借りてご挨拶申し上げます。 喪中につき新年のご挨拶をご遠慮申し上げます 父が87歳で永眠いたしました ここに本年中のご厚情を厚く御礼申し上げます 明年も倍旧のご交誼をお願い申し上げます

Web評論誌『コーラ』33号のご案内

駄文を寄稿させていただいているWeb評論誌『コーラ』33号が発刊された。 私の〈心霊現象の解釈学〉は、今夏亡くなった中村雄二郎氏の追悼を兼ねて書き始めたのだが、書いているうちになんだか批判がましいものになってしまって困った。 故・中村雄二郎氏とは…

近況

昨日の朝、老母に電話したらもう起きていて、「お父さんが起こしてくれたの。オーイと呼ぶ声がしたの」という。父は七月に死んだ。 これを夫に先立たれた老婆の幻聴というはたやすいが、私は「よかったね。お父さんが起こしてくれたんだね」と応えた。 こう…

老母と

昨日は、院内感染の疑われた老母を連れて病院へ。検査結果について連絡がないので、入院中の御礼言上かたがた入院していた病棟のナースステーションにおじゃまして、その後どうなったか教えてほしいとお願いする。 退院から三週間近く経って連絡がないのは、…

院内感染?

認知症で入院していた父が肺炎にかかり、半年間の闘病の末にこの七月に亡くなった。 ささやかな葬儀をなんとかすますこともできて、ホッと一息ついたのもつかの間、今度は老母が倒れて入院。リハビリも順調にすませていよいよ明日は退院、これで昨年の十一月…

中村雄二郎氏死去

新聞によれば、哲学者の中村雄二郎氏が亡くなったそうだ。 今朝の新聞の記事は簡単なものだったから、いちいち抜き書きはしない。やがて詳細な追悼記事が出るだろう。 私が中村雄二郎氏の著作を読むようになったのは、高校生の頃、中公新書から出ていた『哲…

Web評論誌『コーラ』32号のご案内

駄文を寄稿させていただいているWeb評論誌『コーラ』32号が発刊された。 私の〈心霊現象の解釈学〉は、ここのところ旧稿のつぎはぎが続いていたので、今度こそ旧著『怪談の解釈学』で踏み込めなかった領域へと議論を進めようと、岡本綺堂「父の怪談」を題…

ピンチの夏

父が亡くなって一カ月。あとは納骨までにいろいろな手続きを終えればよいだけのはずだったが、なんと、老母が倒れた。 毎朝、定期的にする電話に出ないので心配になり、実家に向かったが、私の自宅から母の暮らす団地までは90分ほどかかる。いやな予感がした…

時ならぬ休日

昨日午後から、頭痛と腹痛でデスクワークもできないありさまとなった。 頭痛薬を飲んでもおさまらず、そのくせ横になるといびきを書いて寝入ってしまう。 妻が心配してくれて、今日一日休んでいるようにと言ってくれた。 幸い、入院中の老父については病院の…

Web評論誌『コーラ』31号のご案内

先週、入院中の私の老父が三度目の危篤に陥った。主治医は今度こそだめだろうと脅す。加えて日曜には妻の父が急逝したとの報せが。 虫の知らせなんてなかった。しかも、本業の納期と重なった。緊急事態の連続に私ども夫婦は右往左往する羽目に。 看病のあい…

本も読めない毎日

入院中の老父は、あと一週間が峠ですと医師におどかされてから一カ月、幸いに少し持ち直したが、あいかわらず寝たきり。声をかけると目を覚ますが、話がわかるまでにかなり時間がかかる。時間はかかるが、ぼんやりとながら何を言っているかはわかるらしくう…

老父2.19

認知症の急性期に対応するため、老父を専門病院に入院させてもうすぐ三カ月。 昨日は、老母と妻と私と三人で見舞いに行ってきた。 当初の説明では、三か月ほどで落ち着くので、そうしたら他の老人病院か特養かに転院させる、という話だったが、先月中旬から…

姪の結婚式

先週のことだが、姪の結婚式に出席してきた。 妻の姉の娘で、小さいころから可愛がってきた子だから、妻は張り切ってドレスを新調して神戸まで出かけた。私にとっても、我が家に遊びに来ては、お化けの叔父さんの娘のふりをしてくれたりした、よく気の付くお…

正月の七草すぎの日曜日

年明け早々から火の車の稼業と、老親の世話でてんてこまいの毎日。 今日は入院中の老父の見舞いに行く予定だったが、天気が悪いので明日にしたいと老母が言うので、私も休日ということにして、久しぶりにほんとうに休んでいる。 枕元に積んだ本が寝ているう…

今年の仕事

今年ももう終わりですが、広坂は老親の介護にてんてこ舞いで、大した仕事も出来ませんでした。そんな中で、二つ、ささやかながら形になった仕事がありましたのでお知らせいたします。 『怪異を歩く』に寄稿 青弓社から刊行された論集『怪異を歩く』(一柳廣…

Web評論誌『コーラ』29号

すでに岡田さんが紹介なさっていますが、私も寄稿させてもらっているWeb評論誌『コーラ』29号が発刊されたのでご案内します。 私のは話のマクラだけ。実は田楽から天狗に話を持っていこうとしたのだけれども、今回も息切れしてしまって、あとは岡田さんに…

隆起性皮膚線維肉腫(DFSP)経験談

昨年手術をした隆起性皮膚線維肉腫(DFSP)のその後について、コメント欄にお尋ねをいただいた。 思えば、大学病院での広範囲切除手術からちょうど一年である。 記念に、関連の日記をここにまとめておく。 あくまで私個人の経験にすぎないが、同病の方の参考…