キングダム

ついに１０巻までそろえてしまった。

キングダム 10 (ヤングジャンプコミックス)

呂不韋はいかにもという造形。李斯は少し陰険にすぎる。
ちょっと前に見た映画ではジャッキー・チェンが蒙毅を演じていたが、こちらの蒙毅はまだ子どもで可愛い。河了貂も可愛い。蒙毅が出てきたのだから、兄弟の蒙恬も出てきてよいと思うのだが、まだ影も見えない。もしかして河了貂が蒙家の養子となって、後に蒙恬と名乗るのでは？（無茶か）。
今、「ヤングジャンプ」誌での連載では始皇三年だから、『史記』通りなら、この戦いで王騎が死ぬ。その前後で、おそらく白起の死も物語られるのだろう（と思う）。
三年で１１巻あるいは１２巻目までいくとすると、全何巻で完結の構想なのか。
李信が主人公だから、燕太子丹討伐（始皇二一年）、楚平定（二三・二四年）がクライマックスになるとして、このペースだと八〇巻近くになるのではないか。単行本は三ヶ月に一巻のペースだとあとがきに書いてあったから、年四巻だとして、あ、二〇年かかる。
それはいくらなんでもないか。王騎が死んだ後、「さて月日は流れて」式に途中を端折って、長安君の反乱と壁の死（八年）、続いてロウアイの乱鎮圧と呂不韋の追放（九年・十年）あたりに飛ぶのか。でもそれだとしても回想で政の出生の秘密が間に入るだろうから、このあたりで１０巻ほど。
またもや、「さて月日は流れて」をやって、荊軻による秦王暗殺未遂事件かなあ。いやその前に韓非の一件もあった（また李斯が悪役になるんだろうなあ）。
いずれにせよ、長くなりそう。文庫になってから買うべきか。