今週の「キングダム」

先週のちょうど今ごろのこと。

今週は「B型H系」に食われたな。さすが金城のお嬢様「すげェ破壊力だ」。

こう書いたところで、実家から母倒れるの第一報が。
検査の結果、幸い難しい病気ではなく風邪をこじらせたためであることが判明しましたが、検査結果が出る数日の間にも、意識を失って別の病院の救急外来に担ぎ込んだりと大騒ぎ。これも高熱が続いて衰弱したためだった様子。
嵐のような一週間でした。高齢だから油断はできません。
で、今週の「キングダム」は、羌瘣の「一つだけ策がある」、いやあ、懐かしいなあ。最初の対魏戦を思い出す。
でも全体としては「夜王外伝」に持っていかれた感じ。聖也って、結構いい奴じゃん。
おっ、「ヤナガオート」、最終回じゃなかったんだ、粘るね。
閑話休題。matsuiismさんからトラックバックをいただいていました。http://d.hatena.ne.jp/matsuiism/20100525/p1
これが『史記』の話なので、今週の「キングダム」のタイトルのもとに書き付けても、matsuiismさんはお怒りにはならないことでしょう。
なんだか、あたかも僕が『史記』に通じているように持ち上げてくださっているのですが、そんなことはありません。
正直言って、最初は何がなんだかわかりませんでした。読めない漢字ばっかりだし…。
そこで、matsuiismさんの挙げておられる徳間文庫でも、岩波文庫でも、朝日選書でもなく、横山光輝の漫画版『史記』を買い込みました。横山版『史記』を一通り読んでから、本宮ひろし『赤竜王』。
その後でようやく筑摩文庫版に手を出したのです。
今でも漢文では読めません。複数の現代語訳を比較すると同じ文章でも読み方が分かれる場合があって、注釈や研究書を読んでも釈然としないこともあります。
このことを中国からの留学生さんに尋ねたら、「『史記』とか『論語』とかは古代の文章なので現代の中国人にも難しいのです。日本人でも『源氏物語』を原文ですらすら読める人は多くないでしょう? そういう感じです。中国の書店には古典の現代語訳が並んでいます」とのことだったので、なーんだ本家の中国人でもわからないんだったら自分ごときが無理をする必要はないや、と怠慢を決め込んでいる始末です。
そんなわけで「産経の記者は『史記』を読んだことがないのか」と偉そうに言ったのは、「産経の記者は横山光輝版『史記』も読んだことがないのか」という意味であったと、遅まきながらお断り申し上げます。

さてと、そろそろ、お袋にお粥とスープ、オヤジにカレーライスを食べさせに実家に帰らないといけないので、このへんで失礼します。