雨宿り

今日は実家に呼ばれて老親の雑用を片付け、さて帰ろうかと思ったら、一天にわかにかき曇り、すごい風が吹いてきた。雨に降られないうちにと帰路を急いだが、断続的に横殴り風と雨に見舞われて、途中、何度も雨宿りをするはめになった。
最初のバス停は、幸いバス会社の営業所だったので、回数券などを売るロビーで雨宿りさせてもらった。
調布で雨宿りした顔なじみの古書店では、『ホッブズの政治学』他二冊を格安で買う。雨宿りにもいいことはある。
店主と、最近古書店が減った、店を維持するので精いっぱい、などと世間話に花を咲かせていたら雨が上がり、虹が出ていた。
これなら大丈夫と、バスに乗って三鷹に帰ったら、駅裏の駐輪場に止めておいた自転車のブレーキが壊れており、自転車店で修理してもらう。思わぬ出費。古書店で得したと思った分が修理代で消えた。禍福はあざなえる縄が如しとはこのことか。
帰宅したら、ニュースで竜巻の被害が報じられていた。茨城の方はひどい有様である。もう天変地異はご勘弁願いたいと切に願う。