神楽坂祭り

先日の水曜日、懇意にしている留学生さんを誘って、妻と三人で神楽坂の鬼灯市を見物に行った。
ところが、ぎっしり並んだ屋台のほとんどは飲食物の販売で、肝心の鬼灯は毘沙門天前に数軒見かけただけだった。あとはもう人ごみで、毘沙門天に参拝するのがやっと。
地元のNPOさんが歴史ある町並みを案内してくれるという催しがあったので参加したところ、これは楽しかった。東京で生まれ育っても、神楽坂は高級料亭の町というイメージがあるものだから、めったに足を運ばない。祭の喧騒とはうってかわって静かな路地裏を歩きながら、花街としてにぎやかだった頃の話とか、文豪が缶詰めになった旅館の話とかをガイドの方からうかがった。
途中、何人かびっくりするほどの美人とすれ違ったが、独特のオーラを放つあのお嬢さんたちは、あるいは芸者さんの現代版なのかもしれない。
この日の夕食は、神楽坂登り口にある蕎麦屋。ご飯が丼に大盛りで驚いた。