11/3の読書会のテーマは、去年に引き続き沖縄になった。
沖縄のことはよく知らないので、自分の関心に近いところから迫っていくほかない。
私の関心の中心はもっぱら怪談である。
そこで、琉球ホラーと銘打った怪奇映画を借りて来た。
読書会のテーマである『沖縄の米軍基地 ─「県外移設」を考える (集英社新書)』からはずいぶん遠いが仕方がない。
- 出版社/メーカー: 楽創舎
- 発売日: 2015/06/03
- メディア: DVD
- この商品を含むブログを見る
地元テレビプロダクションが、心霊スポット取材に出かけた一部始終の記録という体裁のドラマで、さして臨場感があるわけではないのだが、たいへん楽しめた。
沖縄らしさと言えば、ユタが登場することと、セリフに少し琉球語のアクセントが混じる程度で、あまり特徴はない。
強引なディレクターがタレントやスタッフをせき立てて、心霊スポットに突撃取材というのも、なんだか似たような設定のシリーズがあったように思う。
題材となった学校の馮霊騒動は、確か沖縄県内で似たような事件が実際にあったと記憶しているが、取材に同行した美少女タレントがとり憑かれて、ろくろ首のようになって追いかけてくるという場面は、あれは「学校の怪談2」の岸田今日子へのオマージュだろうか。
というわけで、特段、沖縄らしさというものは感じなかったのだが、たいへん楽しめたからよしとしよう。