ヒューマンチェーン

ちょっと昨日書きかけてやめてしまった記事があるので、こちらに書き直します。
それはヒューマンチェーン、案外名案だったのではないかということです。
http://kyokiren.seesaa.net/article/26603673.html
上にも書いたとおり、冷静に考えれば、政府与党がその気になれば、あんなトンデモ法案でも可決される。
それはまことに不愉快なことだけれども、これを物理的に阻止することは議会制民主主義のルールを破ることになるためできない。現状では、総理か文科大臣のスキャンダルでも発覚して大騒ぎになるといった僥倖を期待するほかないわけです。
そうだとしたら、いまこの流れに危惧を抱いている人間としてやるべきことはなにかは、だいたい限られてくるように思うのです。

  1. この法案の内容が民主主義の原理を損なうものであることを広く知らせる。
  2. この法案について国会で行われている審議がその内容に踏み込んだ充分なものではないことを広く知らせる。
  3. この法案の成立に反対している人が多くいることを広く知らせる。

ほかにはちょっと思い浮かびません(あったら教えてください)。
デモ、チラシの配布、意見広告、講演会の開催など、これまでも多くの方々がやってこられたことは、そうしたことでしたし、実に意義のあることだったと思います。実際、中教審答申が出た直後には、この問題への関心がこんなにも拡がるとは思えなかったほどでした。
手段は尽くしたけれども、前回選挙の結果、及び与党内にこのトンデモ法案を恥じらうプライドのある議員が少なかったために、来週あたり採決か、という流れになりました。
そこでこれまで用いた手段以外の、アッと驚く秘策はないか、と思わないでもありませんが、どう考えてもそういうものはない。
このバカバカしい時代に立ち会った者として、これまでに至る一連の経緯を注視し、記録し、広く知らせる、それこそが最大にして最強の反対運動だと思うのです。
新聞などは、無責任に11月10日という日付ばかり書き立てていますが、その後も参議院での審議もあるわけですし、まだまだこの法案の無理無体を広くうったえることはしていかなければなりません。11・12全国集会は中締めであって、お楽しみはまだこれからでしょう。11月10日という日付という日付に振り回されてそこに全力投球するというのはとても上策とは思えない。
そうすると、当初は11・12全国集会http://www.kyokiren.net/_action/1112もあるのにしんどいことだなあ、知らない人と手ぇつなぐのやだなあ(でもきれいな姉ちゃんだったらいいなあ)、そんなに人が集まるかなあ(チョボしか来なかったら大恥)と私には思われた11月8日のヒューマンチェーンは、なかなかよいアイデアだったことになるなあ、と思った次第です。
こうしたことについて運動を直接担っておられる方々のお考えはいかがでしょうか。
あんころブログのコメント欄に投稿しようと思ったのですが、長くなったので自分の日記に書きます。もし関係者ののお目にとまることがあればとてもうれしく思います。