昨日から、右目のまぶたが腫れて、芝居のお岩様ほどではないけれど、なかなかのご面相になっている。
ここのところ休むヒマもないのでそのせいだろう。痛風発作が出ずにすんでいるのが幸いというもの。
ン? お岩様はどっちだったっけ?
確かめてみたら『四谷雑談集』だとやはり右目ということになっていた。
実際はどうだったかはわからないけれども、歌舞伎芝居(『東海道四谷怪談』)では髪梳きの場の演出の都合上からどちらかになっているはず。
何年か前に歌舞伎座で当時の勘九郎が演じているのを観たけれども、あの名場面がどうにも思い出せない。
宅悦の「産婦のおまへが、かねつけても」というセリフだけが、ふっと思い浮かんだりする。