政権交代

「羽田元首相、小沢氏に支えられ投票 衆院首相指名選挙」http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090916/stt0909161751015-n1.htm
写真を見て、思わずホロリとした。
断っておくが、私は民主党支持者ではない。理由は同党の「日本国教育基本法案」に賛成できないからだということは、このブログでも何度か表明してきたとおりである。
しかし、それでも、今回の政権交代は、日本社会にとって歴史的な意味を持っていることは大いに認める。本日をもって、長く続いた自民党=政府だった時代が終わった。もちろんこれまでも政権交代はあったが、いずれも短期的であった。しかし、今回の民主党政権は昨夜の記者会見の様子などを見る限り、連立の枠組みが多少変わることはあっても、1年や2年で下野することにはならないだろう。
やがて民主党政権も政権維持自体が目的となり、汚職も横行し、惰性で政治を行うことになるだろうが、そうなった時、民主党だけが政党ではないという認識が国民の間に既にあるという一事だけでも、今回の政権交代の意義はあったというべきだ。
それに比べると、田中美絵子代議士の職歴など些細な問題である。まさに、裸になって何が悪い、だ。もちろん田中代議士の出演作「盲獣VS一寸法師」(石井輝男監督)は、後ほど妻の目を盗んでこっそり見てみたいとは思うが、それだけのことである。
「民主・田中美絵子議員、ヌード出演などの騒ぎを釈明」http://news.nifty.com/cs/domestic/societydetail/jcast-49739/1.htm

コスプレ風俗ライターなど異色経歴で話題の民主党田中美絵子衆院議員が2009年9月15日、報道陣の取材に、「世間をお騒がせし、心からおわびします」と初めて口を開いた。

やめなさい。お詫びする必要なんてどこにもない。世間を騒がせているのはマスコミの方であって、あなたではない。だいたい、週刊誌やスポーツ紙のライターがかつての同業者をけなして何が面白いのか。かくいう私も、ほんの一時期だが成人雑誌の仕事を手伝ったこともある。かつての仲間が出世したのであれば、がんばれよの一言くらいなんで言えない。
記事には続きがあった。

田中議員は、ホラー映画へのヌード出演や雑誌の出会い系企画露出などが報じられているが、「厳しい経済状況の中で、生きるためにいろんなことに挑戦した」と釈明。そのうえで、「社会的弱者の目線に立ったぬくもりのある政治をしたい」と述べた。

まことに結構な話で、田中代議士には初志を貫いていただきたいと思うばかりである。
この件に関しては自分でも何か言おうかと思ったが、「肥留間正明の芸能斜め斬り 田中美絵子議員のヌード、コスプレどこが悪い」http://news.nifty.com/cs/entame/showbizddetail/naigai-2009091242584377/1.htm
という記事が既にあって、まことにごもっともと感じた。
また、平仮名ばかりで実に読みづらいが、http://d.hatena.ne.jp/asita211/20090916/1253107058という記事も出ていることだし、今さら屋上屋を重ねるのも無粋なので、今夜はもう寝よう。