近況

あんまり久しぶりだから書き方を忘れている。

昨夜は久しぶりに妻に晩ご飯を作った。

こちらの方は、毎週日曜日に母の夕食を用意しているおかげで忘れていなかった。

豚もも肉をフライパンで焼いた。味付けは酒で溶いたウェイパー、皿に盛ってからアクセントに食べるラー油を和えた。他に、サラダ(レタス・トマト・キュウリ)と、前の晩に妻が作った野菜スープの残り。

ある人の紹介で、この春から週に一日、大学一年生に文章表現を教えることになった。

何十年ぶりかで学生生活が楽しめると浮かれていたが、コロナのお陰で振り回されている。

ようやく先月から講義を始めたが、リモート授業である。大学まで出かけずにすむのは楽でいいけれども、プライバシー保護のため、顔なし声なしのズームミーティングで、学生さんの反応が全く分からない。私の話が通じているのかどうか不安になる。

講義内容を、事前にレジメとして通知しなければならない。名称はレジメだが、ほぼ全文を書き起こしているので、実質的には講演草稿に近い。これを毎週やると、まるで週刊誌に連載をもったようでたいへんだ。しかも担当編集者がいるわけでもない。

さらにたいへんなのが、毎回、提出される小作文の採点と講評。当初は、教室で書いたものを受け取り、その場で朱をいれて返すつもりだったが、コロナのお陰でいちいち文章にしなければならなくなった。これを二クラス、46人分、次の授業までに終わらせる。けっこうきつい。

大学からは、単位を落としてはいけないと言われているので、書かない学生さんには書いてくれるよう督励しなければならない。まあ、この点は本業でも同じなのだが。

それよりもなによりも、ズームだのなんだの、使い慣れていないインターネットのあれやこれを使わなければならないのは中高年にはかなりの負担で、ときどきヒステリーを起こしている。

この点については、学生さんの方が詳しくて、うまくいっていないときは指摘してくれるのが有難い。

そんなわけで、一カ月ほど本業の方が自粛状態になっていたが、そろそろ取り組まないと妻の機嫌が悪くなる、いやすでになっている。今日からやります。がんばります。