小説はむずかしい

先日買った星野智幸『在日ヲロシヤ人の悲劇』在日ヲロシヤ人の悲劇の読後感を書こうと思ったのですが、小説について書くというのはむずかしい。ストーリーを要約しても仕方ない場合もあるし、だいいち要約しづらい。おまけに文章表現のよしあしなんかは他人に伝えようとすると非常にむずかしい。
こうしてみると、文芸評論家というのはたいした言葉の技術を持っているということになるのでしょう。小説を読んで飯が食えるのなら楽な商売だと思っていましたが、とんでもない。批評というのはなかなか凡人にはマネのできないお仕事です。