明日はレノン忌だが、たしかサルトルも同じ年に亡くなったんじゃなかったっけ。
それで、というわけではないが、サルトル『嘔吐』新訳をぼちぼち読んでいる。
- 作者: J‐P・サルトル,鈴木道彦
- 出版社/メーカー: 人文書院
- 発売日: 2010/07/20
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 54回
- この商品を含むブログ (30件) を見る
もっとも、クライマックスは「主人公がマロニエの木の前でゲロをはく」場面のはずなのは知っている。
http://d.hatena.ne.jp/sarutora/20100725/p1
しかし、この作品はオチがわかってしまえば読む気が失せる小説の類ではない。今回はむしろそこに至るプロセスを楽しもうというおおらかな気持ちで読んでいる。
ところで、29頁に「サディックな魔術師」という言葉があるのだが、この意味がわからない。旧訳と対照したいところだが、どこかにいって出てこない。どなたか教えてくださると助かります。