がっかり。

日曜に映画「オカンの嫁入り」をDVDで視聴。
実は、この映画の原作小説(『オカンの嫁入り』)とはちょっとしたご縁があって、映画も楽しみにしていたのだが、実際に見てがっかり。
大竹しのぶ宮崎あおいという、現代日本を代表するような演技派女優をそろえておいてこの出来ではもったいなさすぎる。
これなら、こてこての関西芸人からキャスティングして、原作どおりに描いた方がよほどよかった。
笑いと泣きの相乗効果があの物語の特徴なのに、シリアスさを強く出し過ぎた。
もちろん、捨て男ケンちゃんの背景を整理したり、月子の恋人であるセンセイを月子の父親がわりに設定変更して、ストーリーをシンプルにしたことは悪くない。
だが、クライマックスからラストシーンにかけては原作どおりの方が断然よかった。
期待が高かっただけに、はなはだ残念。

オカンの嫁入り

オカンの嫁入り