秋刀魚の歌

昨夜、帰宅途中によった閉店間際のスーパーで、銀色にピカピカした秋刀魚と目が合ってしまった。それも半額!
秋刀魚は大好物である。
痛風予防のため、これまでこらえてきたが、もう我慢が出来なかった。理性が吹っ飛んだ。
カボスと大根もすぐに見つかった。これは天の声である。
帰宅してすぐに塩をふって焼きはじめる。
秋刀魚の塩焼き、大根おろし、シメジのみそ汁、トマトとレタスのサラダ(ドレッシングはカボスと塩こしょう)。
焼き加減もちょうどよく、銀色だった秋刀魚の皮に金色の焦げ目がついて、箸でさわると脂がシュッと出て…、嗚呼!思い出すだけで笑みが浮かぶ。
妻はワタを好まないのでもらう。痛風予防にはよくないが、もう理性を失っている。頭と尻尾と背骨以外はきれいに食べ尽くした。
一晩たってもまだ幸せが残っている感じがする。