「現代思想」だった

http://d.hatena.ne.jp/t-hirosaka/20100311/1268288863
の訂正。
ドストエフスキーの特集だから「ユリイカ」誌と思い込んで上記のように書いたが、実際は「現代思想」誌だった。
http://www.seidosha.co.jp/index.php?%A5%C9%A5%B9%A5%C8%A5%A8%A5%D5%A5%B9%A5%AD%A1%BC
よく見ればそう書いてあるのに…、文学だから「ユリイカ」と決めつけたのは短絡でした。そういえば過去にも「現代思想」でドストエフスキー特集を組んだことがあったのだった。
目下、私が関心のある『悪霊』については、 「スタヴローギンの告白」の新訳が掲載されていたが、スタブローギンよりステパン氏とピョートルのヴェルホーヴェンスキー父子に注目している私としては今ひとつ。
それよりも二つの対談「今、ドストエフスキーを読み直す/平野啓一郎亀山郁夫」、「ドストエフスキー読解の可能性/亀山郁夫+望月哲男」にはいろいろと啓発されるところがあった。
論文では、リュドミラ・サラスキナ(訳=郡伸哉)「アイスランドのスタヴローギン『悪霊』への一視角」も意外性があって面白かったが、勉強になったのは、山城むつみ「『白夜』 の季節の悪霊的断面 スペシネフの秘密結社論とドストエフスキー」。