「始皇帝と大兵馬俑」展

上野の東京国立博物館に「始皇帝と大兵馬俑」展を観に行ってきた。妻が早割ペア前売券を買っておいてくれていたので、そのうち行こうと思いながらも毎週老親の介護に時間をとられていたためにこんなに遅くなってしまった。
兵馬俑展はもう何度目かなので、正直言ってそんなに期待していなかったが、始皇帝による統一以前の諸国の文物の展示が意外に面白く見入ってしまった。
特に文様、トウテツ(漢字が出てこないが鬼みたいなの)や蛇柄・龍柄の他に、キ(漢字が出てこないが後世に雷神と伝えられるもの)の文様があったことを知った。
いずれもデザイン化されていて、より古くはトーテムの意味もあったのだろうが、戦国時代の頃には装飾が主眼だったのだろう。
文様こそ、文という語、ひいては文化という語の起源だそうだから、装飾のためのデザインとは文化の洗練を意味することになるだろう。
道家の妻は、剣や弓の展示をしげしげと眺めて、実際にはどのように使ったのかとあれこれ思いをめぐらせていたようだった。
お土産は、妻に将軍俑のストラップ、私はメモ帳。
西郷さんの前で記念写真をとって、午後からは仕事場へ。