疲れているのか憑かれているのか

以下は、昨夜(日付的には今日10/8だけれど)の幻覚の記録。
日記を書いている最中だったのでリアルタイムの記録である。あとから手直ししたのは見出しのアステリスクを削除したのみ。

[哲学]ベンヤミン『暴力批判論』9警察
すっかりベンヤミンのことを忘れていたわけではなくて、むしろ、ひょんな所に引っかかって先を読みすすめなくなっていたのでした。
法措定的暴力と法維持的暴力は、「いわばオバケめいた混合体となって、近代国家の別の一制度である警察のなかに、現存している。」というところです。
「オバケめいた混合体」なんて言われれば、妖怪学愛好者としては夢中にならざるをえないではありませんか。
ところがこのたのしい比喩が私にとっては躓きの石でした。
邦訳で「オバケ」となっているのは、妖怪なのか、幽霊なのか、ということです。
「オバケ」というからには妖怪変化を思い浮かべるのがふつうでしょう。お岩様クラスになると、幽霊でもいろいろなものに化けますが、
あ、いま後ろに立たれました。成人男性、横わけの髪、四角い顔、がっちりとした肩、ポロシャツにクリーム色のカーディガン、こういうのは久しぶり。
深夜0時30分、外は雨が降っています。場所は自室のパソコンの前、ここは団地の3階。
妻は風呂に入ろうとしている。声が出ない。
肩に手を置かれました。キーボードを打つ手がだるい。
いま、拍手を打って祓いましたが、まだ肩が重い。
体調は、徹夜のあとで、かなり疲れています。遅い夕食を取ったばかりで満腹状態。そういえば少しビールを飲みました。入眠時幻覚というやつでしょうかね。
それにしても幽霊の話を書こうとしたら出てくるなんて、なんてサービスのいいことでしょう。
でも、ちょっときつい。今夜はもう寝た方がよさそうです。

グッスリ眠ったあとで

あれからすぐに寝て、現在は9時36分、朝食を取ったあとパソコンに向かう。
まだちょっと眠いが、肩を見ると6本指の手の跡が!なんてことはない。肩が重いのは仕事と歳のせい。
こういうことを公表すると、精神状態が不安定なのではという疑いを抱かれることがあるので、ブログに載せることもややためらわれるが、当分は「人のかたちをしたもの」の研究に打ち込める時間はなさそうなので、どなたか、同好の士のお役に立てばと思い掲載しておく。
なお、文中に拍手とあるのは「ハクシュ」であって「カシワデ」ではない。かしわ手は神道の拝礼であって、こういうときのためのものではない。声は出ないが手が動いているので、顔の前でパチンとやって眠気を払ったのである。
『暴力批判論』の続きは、またあらためて。