pantheran-oncaさんへ

つまり、あなたは、「極左過激派の意見も真摯に受け止め」対話をしたいとお考えなのですね。
それならば、ご自分で挙げた政治党派のメンバーと語り合ってみたらいかがですか。
私自身は右だの左だのという議論に与する気持ちは今のところまったく持っていません。
ですから、私がそうしたあなたの期待に相応しいと思われたのであれば、それは勘違いです。
少なくとも私は、あなたが対話したいと望むような「左翼」ではありません。したがってご期待にお応えすることは出来ません。
そこで、ご自分の信念はご自分のブログで開陳されたらよろしかろう、と申し上げたのです。
ただ、老婆心ながら一つ忠告を仕上げますと、意見の違う人と対話をする上で、あなたのやり方はあまりスマートとは言えませんね。
あなたはいくつかのブログに似たような書き込みをしていますが、それを見る限り、あなたは、教育基本法改正に反対するのは、新左翼セクトのシンパとみなせるという決めつけから、せっせと書き込んでおられるようにしか見えません。
教育基本法改正に反対する人々には、仏教者もいればキリスト者もいます。梅原猛氏のような伝統主義者もいれば、鈴木邦男氏のような新右翼の方もいます。それなのに、反対運動に新左翼セクトが参加しているからといって、教育基本法改正反対論者を左翼と決めつけるとすれば、それは短絡的な判断ですし、また、反対なら新左翼セクトに加盟せよと煽るとすれば、それはあまりにも軽率な行為でしょう。
例えば、ある方のブログで名前についての冗談めかしたやりとりがあり、そこに私は次のように書き込みました。

# t-hirosaka 『私は、私の名乗りについてのことだと思っていますので、実害がなければどうよばれてもかまわないという気でいます。
ただ、私を指して「ご主人」と呼ばれた場合は、「うちの主人は妻です」と訂正しますが。』

これに対してあなたが付けたコメントは次のものです。

# pantheran-onca 『はじめまして。中核派通名を使うかどうかはそのときの状況により使い分けています。もし複数の名前を自由に使えるようでしたら、中核派の幹部候補として採用も検討できると思います。もし興味がありましたら、アルバイト感覚で気軽に参加できますので、事務所に是非おいでください。失礼しました。

これは揶揄としか思えない文章ですね。読む人によっては悪意を感じるかもしれません。
ご指摘のことが本当かどうかは私は知りませんが、句会に参加していれば俳号を持つ人もいますし、お茶やお花の先生はみな雅号を持っています。
そうでなくても、マンガや小説を発表する人がペンネームを使うことは一般社会ではありふれたことですよ。ご存じなかったですか?
ところで、別の方のブログに次のような書き込みがあるのを見つけました。

# thorysgary 『はじめまして。中核派も教基法改悪案、絶対阻止のための国会包囲を予定しております。これを機に中核派との共闘も是非検討してもらえればと思います。突然ですが失礼しました。取り急ぎ礼にて。
12・14〜15全国結集

どうやらあなたはthorysgaryというお名前も持っているようですね。それとも同じ主張を持ったお友達ですか?
いずれにせよ、pantheran-oncaというハンドルネームを用いる限り、名前を使い分けているのはあなたも同じです。
もしあなたが日本国民であれば、戸籍名が「pantheran-onca」であったり「thorysgary」であったりするわけはありませんから、少なくともこのほかにもう一つお名前を持っていることになります。
あなたの意見が正しければ、新左翼セクトのメンバーにふさわしいのは、あなた自身もそうだということになります。
もう一度よく考えてください。私のところへの2回目のコメントや貴ブログの文章の調子からして、あなたがまじめに考えていることはわかります。
けれども、自分とは意見の違う人を揶揄するような、礼を失したコメントをあちらこちらに残していくことは、社会常識のある人なら眉をひそめるでしょうし、なによりも、あなたご自身の真摯さを傷つけ、あなたの発言への信頼を失わせ、ひいてはあなたの望んでおられる「対話」も不可能になるだろうことを申し上げておきます。