バブルへGO!!

ジーパンずり落ちて、ヘソ見えちゃってるよ」
バブルへGO!!タイムマシンはドラム式

広末涼子演じる現代の若者がタイムマシンでバブル崩壊直前の1990年に行って大活躍というお話。DVDで視聴。
阿部寛が生き生きしているように見える。
広末涼子という女優は、はじめて映画でじっくり見たけれど、確かにきれいな人だなあ。もう一児の母だっけ。
薬師丸ひろ子、やっぱり老けたなあ。僕の頭のなかではいまだに「お父さ−ん」だから。
飯島愛飯島直子がそれぞれデビュー前の自分の役で出てきたのも楽しい。
小木茂光という人かな、財務省官僚役の人、上手。森口博子が芸達者。伊武雅刀、相変わらずの怪演。
ストーリーはどうでもいいや。
そうなんだよ。あのころネクタイは細いのが流行だった。僕のネクタイはいまでも細め(腹は太め)。
携帯電話(ごついトランシーバーみたいな)は普及していなかったから、誰かと待ち合わせるときには道順や目印を正確に伝える必要があった。
ボディコンと呼ばれていたピチピチのワンピース、劇中ではスマートな人ばかり登場していたけれど、猫も杓子も着たからなあ、似合ってない人も結構いた。
とか、劇団ひとりが演じるボンボン学生が着ていたワッペンのついたブレザーとか(着たことないけれど)。
今ではコンビニで売っているティラミスは珍しかった。新婚の友人夫妻の新居を訪ねたときに、奮発してデパートで買っていったら、奥さんが大事そうに冷蔵庫にしまったのを憶えている。
それから若者のダンス、広末が今風のダンスを披露して、往時の若者から引かれる場面があるが、これは今の若い人の方が格段に上手くなったよなあ。劇中で当時のディスコ(クラブじゃない)のダンスが再現されていたが、ありゃ、腰痛体操かと思った(はい腰を大きく回してー)。
プリンセス・プリンセスとか、BGMも懐かしい。
ついでに、昨夜はテレビ東京でEPOが出ていて、懐かしい気分が増幅。
映画に戻ると、万札が飛びかっていたのは銀座や六本木界隈だけだったろうという気もする。
ボディコンもディスコ用の服装で、職場ではあんな格好はしていなかったと思う。普段着としてはジーンズの方が目立った(ただし、ヘソは出さない)。
でも、劇中で繰り返し語られていたけれど、この好景気がいつまでも続くだろうという楽観ムードは確かにあった。
そして、少数の人はそれが長くは続かないことを知っていたことも事実だろう。いや、本当は多くの人が感づいていたのじゃないか。
懐メロを聴きながら、そんなことを思った。