踏切戦争

食べすぎたせいか、久しぶりに変な夢を見た。
大きなターミナル駅新宿駅池袋駅の地下ホームみたいなところで、地上に出る出口を探していると、駅員に事務室まで連れていかれる。自分何も悪いことはしていないと抗議すると、そうではなくて、今外に出ると危ないからだという。
なんでも、私が出ようとしていた出口の外には開かずの踏切があって、そこが戦争状態なのだそうだ。(ここで視点が現場に移る)
踏切の両側とも自動車で渋滞しているのだが、道幅が狭いため、踏切の通過は交互におこなわなければならない。ところが、ルールを守らない人がいて、踏切の上でにらみ合いになり、さらに渋滞した車列のイライラはつのり、ついに誰かがバズーカ砲をぶっ放して対向車の先頭車両を粉砕する。対向車側の車列も次々に武器を持ち出して応戦。こうして踏切を挟んで戦争になってしまった。
私はその踏切の先の商店街を抜けたところにある神社に行きたかったのだが、現場は銃弾が飛び交っていて、どうにもあぶない。道沿いには壊れた自動車の残骸が累々である。
ここでまた視点が変わり、踏切の先の商店街に場面が映る。
通りは無法状態と化していて、まき添えを恐れて商店はみなシャッターをおろしているのだが、一軒だけ、不動産か何かの事務所のようなところだけシャッターが開いており、なかには黒ぶち眼鏡をかけた若い女性の事務員がいる。仕事をしているのではなく忘れ物を取り戻ったという感じ。そこへ自動車で男女二人組がやってくる。男は拳銃をもって店の中に押し入り、事務員はおののきながら物陰に身を隠すが、それは接客スペースとオフィスとの間仕切りがわりに置いてある書類棚で、すぐにも見つかりそうである。男は店舗に入るや天井に向かって拳銃を一発ぶっ放す。事務員がガタガタ震えていると、同行していた女が車を降りてきて、こんなところに用はないよと男をなだめて、二人は車に戻って立ち去る。
そこで私は、目的地の神社への案内図があることに気づく。この先の道を曲がってまっすぐ行ったところらしい。そうか、こんな状況だからあの神社は葬式を請け負うようになったのか。葬式神道という言葉が浮かぶ。
前後にもうちょっとあったような気もするが、だいたいこんな感じ。