白紙委任はしない

なんとか一仕事片づけて、他の方々のブログの記事を少しばかり読む。
id:mojimojiさんの「コイズミ的とは何か・それは白紙委任状の要求である」と題した記事は独特の論理だが、なるほどと思う。
http://d.hatena.ne.jp/mojimoji/20050909/p1
マスコミ、とくにテレビは郵政のことしか言わないが、選挙はテーマを絞った国民投票ではなく、政府への信任投票である。他の政策についてはいいのか?とかねがね思っていた。
とくに今回の選挙の隠された争点は憲法だろう。民主党は政権選択などといっているが、実際に問われているのは体制選択である。
私自身は絶対護憲派ではないが、自民党改憲案には賛成できない。
この点については、id:yuto-nさんの要を得たまとめがある。
http://d.hatena.ne.jp/yuto-n/20050718#p1
なかでも人権条項に疑義がある。「個人の権利には義務が伴い,自由には責任が当然伴う」という考え方は、一見すると当然のようだが、「公共の福祉」を「国家の安全と社会秩序を維持する概念」としてとらえ、さらに「公共の福祉」という語を「公共の福祉」ではなく「公益及び公共の秩序」にするのであれば、国家のための国家、政府の自己目的のための政府ということにならないか。
忙しいので意に満たない文章になってしまったが、こういう発想をする政府に白紙委任状を渡すほどお人好しではない。
もう一仕事しなければならないし、勉強しなければならないことも山ほどあるので、今日はこれまで。