昨年の晩ご飯

昨年の最後(昨日)の晩ご飯は、例年の如く、すき焼きと年越しそば。
これは私の実家の習慣を持ち込んだもの。近所のスーパーの歳末セールのラインナップにすき焼きセットやすき焼き用牛肉が並んでいたので、大晦日にすき焼きを食べる習慣があるのはうちだけじゃないのだろう。けれども、九州出身(薩摩生まれ博多育ち)の妻は知らないと言っている。そうすると、これは関東の習慣なのだろうか。あるいは東京だけか。いったいどういう分布になっているのか気になる。
年越しそばは、いわゆる盛りそば。近所の蕎麦屋からそばを買ってきて茹でる。ただし、私の実家では鶏でダシを取った温かい汁で食べる鶏南蛮風のものが出ていた。その汁は翌日の雑煮に転用されていたが、それが貧しい家計をやりくりしていた母の生活の知恵なのか、母の故郷である秋田の習慣なのかは知らない。
うちでは、大晦日は私、正月料理は妻の分担で、博多育ちの妻の作る雑煮は海老を入れた澄まし汁なので、鶏南蛮の汁を雑煮にも転用するというそれなりに経済的な母のやり方は必要がなくなり、ふつうの盛りそばになった。