神と神々

特に書くこともないが、変な夢を見たので記録しておく。
どこか、ショッピングセンターのようなところ。がらんとしていてゾンビでもでてきそう。
仕事でお世話になった某先生と話している。
なんの話だったか、とにかく、なにか、宗教関係の話題だったのか、神と神々がどうのこうのと言おうとして、上手く言えずにこんがらがった。
そうしたら、ふむふむと聞いていた先生が、「それはね、広坂さん、あながちおかしな話でもないんですよ」と身を乗り出されて、「それは、こういうふうにも言える『神は××神々の××』」と仰った。××のところがよくわからない。
それは通常の日本語としては何か癖のある言い方だった。
そこで私が「それはどういうことですかねえ」とお尋ねしたら、先生はデリダ『死を与える』に出てくる「全ての他者はまったき他者である、まったき他者は全ての他者である」と似た言い回しで繰り返して、「と、考えることもできると思うんですよ」と微笑んだ。
そこで私は、これはいい話を聞いたぞと思って、何度も暗唱して覚えたたつもりだったのだが、目が覚めてしばらくしたらその言い回しを忘れてしまって、「神」と「神々」という単語が出て来たことしか思い出せない始末。
覚えていたら、夢の中であの先生に教わったと自慢できるのになあ、とたいへん残念に感じた。