年末にご挨拶として、今年読んで面白かった本(小説)を順不同であげておきます。
松田青子『おばちゃんたちのいるところ』中公文庫。
同上『東京をんな語り』角川ホラー文庫。
昨日の晩ご飯はキムチ鍋でした。
ご無沙汰しております。
先日、左わきに痛みが走り、背中にプツプツが出来たので、すわ隆起性線維肉腫の再発かと青くなって主治医のところに駆け込みましたが帯状疱疹でした。すぐに治って元気に過ごしています。
実は、元気にと言うのは言い過ぎで、パーキンソン病の老母が認知症も発症して介護でてんてこ舞いの毎日を過ごしており、帯状疱疹が出たのもそのためでしょう。
昨日の晩ご飯は一昨日のキムチ鍋の残りにラーメン麺を投入して満腹です。
さて、Web評論誌『コーラ』45号に寄稿させていただいたのでご案内します。
前回は、読んでもらえばわかると思いますが、老母の介護で疲れきって連載を休ませていただきました。今回はその老母がヒロインです。お母さん、息子のエッセイのヒロインだよ、と言ってもなんのことかわからないだろうなあ。
-------以下<転載歓迎>ですので、ご紹介くださいませ。----------
◆Web評論誌『コーラ』45号のご案内(転載歓迎)
★サイトの表紙はこちらです(すぐクリック!)。
http://homepage1.canvas.ne.jp/sogets-syobo/index.html
●PDF版『La Vue』No.5(2001/03/01)<ペーパー版からの復刻です>
詩をめぐることばの現在 高橋秀明
紫の上のいのり ゆふまど あかね
魂脳論序説 中塚則男
複製芸術論のアクチュアリティー 平野 真
日本一あぶない音楽──河内音頭断片 鵜飼雅則
私はその存在を肯定したい──立岩真也著『私的所有論『弱くある
自由へ』を読む 加藤正太郎
(Webに続く)
http://homepage1.canvas.ne.jp/sogets-syobo/LA05.pdf
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●連載:哥とクオリア/ペルソナと哥●
第64章 純粋経験/私的言語/アレゴリー(その5)
http://homepage1.canvas.ne.jp/sogets-syobo/uta-64.html
第65章 純粋経験/私的言語/アレゴリー(その6)
http://homepage1.canvas.ne.jp/sogets-syobo/uta-65.html
中原紀生
■アレゴリーの「悲しみ」が世界を現象させる
引きつづき、無内包の現実性(の見えない痕跡、お零れ、幽霊のごときも
の)を語る言語の第二類型から第四類型まで、すなわち〈現実〉や〈今〉や
〈私〉をめぐる私的言語について考察するはこびとなりました。が、しかし、
(論じるべきアイデアがいまだ降臨しない、というか、そもそも私的言語につい
て語るべき内実などありえないのではないか、と思う気持ちが募るので)、一
気に先に進まず、すこし迂回路をたどってみたいと思います。
(Webに続く)
http://homepage1.canvas.ne.jp/sogets-syobo/uta-64.html
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●連載〈心霊現象の解釈学〉第22回●
バーチャンリアリティ
http://homepage1.canvas.ne.jp/sogets-syobo/sinrei-22.html
広坂朋信
幽霊・亡霊・死霊(生霊)とは亡くなった人(そこにいるはずのない人)の
幻であるというのが私の定義である。しかし、幻とはどういうものなのか。日
常の知覚とはどう違うのか。
亡くなった人の姿が見える(幻視)、と、亡くなった人の声が聞こえる(幻
聴)、とでは、いずれも私の定義からは幽霊になるはずなのだが、両者の間に
はやや違いがあるようだ。拙速を省みずに言えば、幻視の方が重んじられて幻
聴は軽んじられる傾向があるように思う。霊感があると自称する人のことを
「視える人」などという場合があるように、幽霊と言えば見たかどうかが話題
になる。これは私たちの社会が視覚優位で組み立てられていることと関係があ
るのだろう。このことは重大な問題を含んでいるかもしれないが、今回は便宜
上、視覚における幻を題材にする。
(Webに続く)
http://homepage1.canvas.ne.jp/sogets-syobo/sinrei-22.html
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●連載「新・玩物草紙」●
植物たちの怪異/ドールハウス
http://homepage1.canvas.ne.jp/sogets-syobo/singanbutusousi-49.html
寺田 操
星野智幸『植物忌』(朝日新聞社・2020・5)は、近人間と植物の交歓、
チェンジ、一体化、食物連鎖などがモチーフとされた近未来の魔訶不思議で不
気味な世界だ。
植物の殿堂「からしや」を舞台に、小説世界がリアルに迫ってくる。地球温暖
化、人口爆発、食糧問題、自然災害やウィルスの襲来といった、人間を取り巻
く環境の激変が現実に起きているからだ。とりわけゲノムテクノロジーの急激
なる進化で、遺伝子操作にスポットが当てられたことについて。植物と人間の
親和性が揺らいでいくことに背中が凍りついた。
(Webに続く)
http://homepage1.canvas.ne.jp/sogets-syobo/singanbutusousi-49.html
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●連載「黒猫のノオト」●
吉本隆明『最後の親鸞』を読む
http://homepage1.canvas.ne.jp/sogets-syobo/kuroneko-note.html
黒猫房主
親鸞がその「往相」において<知>の頂きを究めた後、つまり「還相」にお
いて吉本隆明がかんがえるところの「最後の親鸞」が到達した<非知>とは、
まったくの<愚者>になることであった。
しかしそれは「存在すること自体が、絶対他力に近づく極北であるような存
在」、つまり「じぶんからはけっして(信心を)おこさない非宗教的な存在」
を超える(止揚する)思想/境涯としてあったのではないだろうか。そして世
間の「有限の倫理」に対して「無限の倫理」を、自己欺瞞に陥ることなく
<信>として指し示すことにあった。だがそれは可能なのか。
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●Web論考アーカイブ(リンク集)●
http://homepage1.canvas.ne.jp/sogets-syobo/ronko-archive.html.
ネット上のWeb論考を編集部の判断により、適宜このサイトにリンクすること
を企画いたしました。読者各位のお役にたて れば幸いです。
いずれ論考数が増えてくれば、テーマ別に再編集する予定です。
(Webに続く)
http://homepage1.canvas.ne.jp/sogets-syobo/ronko-archive.html.
-------<転載歓迎>は、ここまで。-----------------------------------
ご報告が遅くなりましたが、駄文を寄稿させていただいているWeb評論誌『コーラ』43号が発刊されたのでご案内します。
私の〈心霊現象の解釈学〉は、吉田悠軌氏の新著『一生忘れない怖い話の語り方――すぐ話せる「実話怪談」入門』(KADOKAWA)をマクラに、幽霊は土地家屋を所有できるかという、ある意味でむなしい問題を考えました。
ついでですが、今日で58歳になりました。
-------以下<転載歓迎>ですので、ご紹介くださいませ。----------
◆Web評論誌『コーラ』43号のご案内(転載歓迎)
★サイトの表紙はこちらです(すぐクリック!)。
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●PDF版『La Vue』No.3(2000/09/01)<ペーパー版からの復刻です>
ダンスに感応する関西の日々~「観る身体」になるために~ 小暮宣雄
セクシュアリティにおける「語り口」の問題、あるいは「私の問題をわか
らせるには、どうしたらいいのでしょう?」 栗田隆子
殺 佛 富 哲世
音触りのすすめ 小原まさる
ほか
http://homepage1.canvas.ne.jp/sogets-syobo/LA03.pdf
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●連載:哥とクオリア/ペルソナと哥●
第60章 (その1)
http://homepage1.canvas.ne.jp/sogets-syobo/uta-60.html
第61章 (その2)
http://homepage1.canvas.ne.jp/sogets-syobo/uta-61.html
中原紀生
これより、貫之現象学のB層に入ります。
テーマは「言語」です。「やまとうたは、ひとのこころをたねとして、よろ
づのことのはとぞなれりける」の「こころ」をA層に、「やまとうた」をC層
に関連づけるとすれば、B層では、これらを媒介する「ことのは」が主題的に
とりあげられる。そう大雑把に括ることができるでしょう。
言語には、「コトバ/人間の言語/やまとことば」の三つの相があります。
というか、そのような区分のもとで議論をすすめていきたいと、私は考えてい
ます。「コトバ」は、井筒俊彦の言語哲学を一言で要約するキーワード(「存
在はコトバである」)。「人間の言語」は、ベンヤミンの「言語一般および人
間の言語について」に由来する語で、ひらたく言えば音声言語と文字言語のこ
と。「やまとことば」は、「歌詞(うたことば)」(=詩語)もしくは「詞と
辞」などと言いかえてもいいのですが、以前(第55章で)、「やまとことば」
は誕生直後の言語現象を幼体のまま保持しつづけた言語だ、と断定的に書いた
ことに決着をつける意味で用いました。
それでは、貫之現象学B層の第一相、「コトバ」についての考察を、章名に
掲げた三つの項目にそって、順次、めぐらせていきます。
(Webに続く)
http://homepage1.canvas.ne.jp/sogets-syobo/uta-60.html
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●連載〈心霊現象の解釈学〉第21回●
入ってはいけない部屋
http://homepage1.canvas.ne.jp/sogets-syobo/sinrei-21.html
広坂朋信
私が心霊スポットだの化物屋敷だのにこだわるのは、心霊体験が一回的なも
のだからである。断続して、またはごくまれには継続して心霊現象が観察され
る場合もないことはないが、通常は、あれ! いまのはなんだったの?と気づ
いた時にはもう雲散霧消しているか、一定の時間継続している場合でも、はっ
きりとした対象というより、いわくいいがたい雰囲気や気配であったりするこ
とが多い。そのため、その時、その場にいなかった第三者が、その現象につい
ての体験を共有できることは、まずない。他人の心霊体験については、その証
言に耳を傾けるばかりである。
ただし、その現象が起きた場所に行くことはできる。その現象が起きたまさ
にその時にさかのぼることは、タイムマシンでもなければできないが、その場
所は、たいてい残っており、そこに行くことができる。そこで、まだ若く、頭
も財布も腰も軽かった私は、いわゆる心霊スポットにせっせと足をはこんだの
だった(その後、重くなったのは腰だけである)。
(Webに続く)
http://homepage1.canvas.ne.jp/sogets-syobo/sinrei-21.html
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●連載「新・玩物草紙」●
郵便配達/夜の図書館
http://homepage1.canvas.ne.jp/sogets-syobo/singanbutusousi-47.html
寺田 操
沢田敏子詩集『一通の配達不能郵便がわたしを呼んだ』(編集工房ノア/
2020・9)から、冒頭の「闇のほうから/一通の配達不能郵便(デッド・
レター)がわたしをよんだ/受取人のわたしが見つからないというのだ」、ぐ
いと胸を掴まれた。コロナ禍、山火事、戦火が巻き起こる世界中の厄災の現場
から発信された「投壜通信」が、受け取り手を探して山に海に街中をさ迷う様
子が波となって押し寄せ、棄てられたマスクは浜辺に打ち上げられる光景が眼
前に浮かんだ。ロックダウンの町に手紙は届いたろうか。戦火のなかから手紙
は届いただろうか。「手紙がわたしを探している/差出人があちらの、多分戦
火の下にいて/なにごとかわたしに伝えようとしているのに」。文字が手紙か
ら脱け出して、差出人の声が届けたいと思う受け取り人の耳に、伝達できれば
いいのにと祈りながら。
(Webに続く)
http://homepage1.canvas.ne.jp/sogets-syobo/singanbutusousi-47.html
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●Web論考アーカイブ(リンク集)●
http://homepage1.canvas.ne.jp/sogets-syobo/ronko-archive.html.
2020年度企画として今年度より、ネット上のWeb論考を編集部の判断により、
適宜このサイトにリンクすることを企画いたしました。読者各位のお役にたて
れば幸いです。
いずれ論考数が増えてくれば、テーマ別に再編集する予定です。
(Webに続く)
http://homepage1.canvas.ne.jp/sogets-syobo/ronko-archive.html.
-------<転載歓迎>は、ここまで。-----------------------------------
*[昨日の晩ご飯]
豚と白菜の鍋、モヤシとカイワレ大根のラー油和え。
*[メモ] Web評論誌『コーラ』37号のご案内
ご報告が遅くなりましたが、駄文を寄稿させていただいているWeb評論誌『コーラ』42号が発刊されたのでご案内します。
私の〈心霊現象の解釈学〉は、前回取り上げた幽霊屋敷と化物屋敷について、江戸怪談を参照して再考したものです。例外が多くて、うーん理屈通りにはいかねえなとため息。
-------以下<転載歓迎>ですので、ご紹介くださいませ。---------- ◆Web評論誌『コーラ』42号のご案内(転載歓迎) ★サイトの表紙はこちらです(すぐクリック!)。 http://homepage1.canvas.ne.jp/sogets-syobo/index.html ●PDF版『La Vue』No.2(2000/06/01)<ペーパー版からの復刻です> ジェンダー・立ちすくむ経験 落合祥堯 フットボールの進歩についての試論 山口秀也 商品の呪術的性格の脱魔術化に向けて 平野 真 ヘーゲル『精神現象学』は〈超・娯楽読み物〉である 佐野正晴 http://homepage1.canvas.ne.jp/sogets-syobo/LA02.pdf
---------------------------------------------------------------- ●連載:哥とクオリア/ペルソナと哥● 第58章 映画/モンタージュ/記憶(その4) http://homepage1.canvas.ne.jp/sogets-syobo/uta-58.html 第59章 映画/モンタージュ/記憶(その5) http://homepage1.canvas.ne.jp/sogets-syobo/uta-59.html 中原紀生 映画的なもの、あるいは、「メカニカルな側面」(「知覚=移動カメラ」と 「想起=モンタージュ」の水平軸)と「心的現象の側面」(記憶の垂直軸)、 もしくは、変換や転換や翻訳に際して「残るもの」と「失われるもの」(牧野 成一『日本語を翻訳するということ──失われるもの、残るもの』)の二元性 を旨とする映画的構造をもったもの。そのひとつの典型が、この論考群で考察 の対象(というか、素材)としてきた王朝和歌であって、このことが意味する のは、ここまで議論してきた事柄、すなわち、映画とは夢のパースペクティヴ の引用で、パースペクティヴがひらく空間の内部において、移動カメラが切り とったイメージ群が、遠景化(ロング・ショット)や近景化(クローズアップ ・ショット)、焦点移動(トラッキング・ショット)、等々の技法によってモ ンタージュされ、作品化され、それが観客の心的現象として投射され、感情移 入されて、映画的なものが完成する、これら一連のプロセスが、そっくりその まま王朝和歌の世界にもあてはまる、ということにほかなりません。 (Webに続く) http://homepage1.canvas.ne.jp/sogets-syobo/uta-58.html
---------------------------------------------------------------- ●連載〈心霊現象の解釈学〉第20回● 入ってはいけない部屋 http://homepage1.canvas.ne.jp/sogets-syobo/sinrei-20.html 広坂朋信 前回、J・P・サルトル『存在と無』から幽霊屋敷の理論を抜き書きした。サ ルトルはpossedeというフランス語に「所有されている」のほかに「とり憑か れている」という意味もあることを活かして、幽霊屋敷とは、かつてその家宅 を所有していた死者についての記憶が物象化したものだとした。 一方で、これはあくまでも近世怪談の場合だが、日本の伝承では幽霊が家屋 ・土地に憑依するケースは(皿屋敷伝説の「お菊を幽霊とするか妖怪とするか」 問題は残るものの)、少なくとも文献上は少ない。もっとも、少ないだけで、 無いというわけではない。これも以前紹介した『新選百物語』中の一話「思ひ もよらぬ塵塚の義士」で「狐屋敷」と呼ばれた廃屋に住み着いていたのは狐で はなく亡霊だったし、高田衛編著『大坂怪談集』(和泉書院)に収録されてい る「袴幽霊の話」でも化物屋敷の化物の正体は亡霊だった(この二つの話には 何かの近縁関係があるかもしれない)。しかし、土地・家屋に憑くものは神霊 ・精霊・妖怪だと伝えられる場合がほとんどである。 (Webに続く) http://homepage1.canvas.ne.jp/sogets-syobo/sinrei-20.html
---------------------------------------------------------------- ●連載「新・玩物草紙」● 古井由吉の仮名往生試文/別役 実 http://homepage1.canvas.ne.jp/sogets-syobo/singanbutusousi-46.html 寺田 操 新型コロナウィルスがじわじわとしのびよる2020年2月18日、作家・ 古井由吉氏が82歳で死去された。何度目かの『仮名往生伝試文』河出書房新 社/1989・9)を開いた。三月十七日、火曜日、曇、日付を持つ文に目を とめた。年末から作者は風邪をひいていて、小春日和が二日続いて、また寒く なったが、風邪気は抜けている。その後に続くのが「疫病流行」についての次 の記述である。 《疫病流行の前年とは、どんな雰囲気のものなのだろう。どんな生き心地の ものなのか。もちろん、疫病はいきなり始まるものではない。余剰の乏しい時 代ならば、ほとんどかならず、不作凶作が先行するのだろう。飢饉と疫病はや がて区別もつかなくなる。(略)何年にもわたり、おもむろに始まるのであり、 その前年というものはない。人の暦の段取りを待って起るものではない。》 (いま暫くは人間に) (Webに続く) http://homepage1.canvas.ne.jp/sogets-syobo/singanbutusousi-46.html
------------------------------------------------------------------ ●Web論考アーカイブ(リンク集)● http://homepage1.canvas.ne.jp/sogets-syobo/ronko-archive.html. 2020年度企画として今年度より、ネット上のWeb論考を編集部の判断により、 適宜このサイトにリンクすることを企画いたしました。読者各位のお役にたて れば幸いです。 いずれ論考数が増えてくれば、テーマ別に再編集する予定です。 (Webに続く) http://homepage1.canvas.ne.jp/sogets-syobo/ronko-archive.html.
-------<転載歓迎>は、ここまで。-----------------------------------
ワッシュさんの「漫画実写化邦画ベストテン」に参加します。
https://washburn1975.hatenablog.com/entry/2020/10/31/221325
はてダのころはトラックバックですんだのに、はてなブログになってから使い勝手が悪くなってほんとやりにくいわ…とぼやきながらも頑張って更新します。
選択の基準は、原作を読んだことがあり、かつ、自分が観たことのある映画です。
順位は私の趣味です。
1.『累-かさね-』(2018)原作・松浦だるま、監督・佐藤祐市、出演・芳根京子・土屋太鳳他。
2.『地獄少女』(2019)原作・わたなべひろし、監督・白石晃士、出演・玉城ティナ・森七菜他。
3.『海街diary』(2015)原作・吉田秋生、監督・是枝裕和、出演・綾瀬はるか・夏帆他。
4.『夕凪の街 桜の国』(2007)原作・こうの史代、監督・佐々部清、出演・麻生久美子・田中麗奈他。
5.『壁男』(2007)原作・諸星大二郎、監督・早川渉、出演・堺雅人・小野真弓他。
6.『毎日が夏休み』(1994)原作・大島弓子、監督・金子修介、出演・佐伯日菜子・佐野史郎他。
7.『どろろ』(2007)原作・手塚治虫、監督・塩田明彦、出演・妻夫木聡・柴咲コウ他。
8.『櫻の園』(1990)原作・吉田秋生、監督・中原俊、出演・中島ひろ子・宮澤美保他。
9.『さくらん』(2007)原作・安野モヨコ、監督・蜷川実花、出演・土屋アンナ・菅野美穂他。
10.『20世紀少年』(2008)原作・浦沢直樹、監督・堤幸彦、出演・唐沢寿明・常盤貴子他。
きれいで、お芝居のしっかりした女優さんがたくさん出てくる映画が好きです。鼻の下をのばして見とれます。
・『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』(2015)は原作ものと言えるのか、迷いがあるので外した。
・『墨攻』(2007)は邦画と言えるのか、迷いがあるので外した。
・世間では『デビルマン』(2004)がワーストに挙げられるが、『火の鳥』(1978)も当時の名優・スターをずらりと並べたのに、かなりがっかりな仕上がりだった。
ちなみに、昨日の晩ご飯は、妻は焼き肉とサラダ、私は前日の鍋の残りでした。
昨日の晩ご飯は、スーパーで買ったお寿司とケーキでささやかなお祝い。
さて、Web評論誌『コーラ』41号に〈心霊現象の解釈学〉第19回を寄稿しました。
今回は「お化け屋敷と幽霊屋敷」と題して、としまえん(もうすぐ閉園)のお化け屋敷をマクラに欧米の幽霊屋敷について書いてみました。秘かに念願としていた、サルトル『存在と無』に幽霊屋敷への言及があることについての指摘も不十分ながらかなえることができました。
あいかわらず、投げやりな議論で恐縮ですが、現代哲学と幽霊の微妙な関係にご関心のある方はご笑覧いただけると幸いです。
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◆Web評論誌『コーラ』41号のご案内(転載歓迎)
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余りの方から割り算されて 加藤正太郎
ドラゴンアッシュは「親離れ」の90年代型モデルある 田中俊英
ヴァジラヤーナの封印について 森ひろし
季刊『La Vue』への誘惑 山本繁樹
http://homepage1.canvas.ne.jp/sogets-syobo/LA01.pdf
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第56章 映画/モンタージュ/記憶(その2)
http://homepage1.canvas.ne.jp/sogets-syobo/uta-56.html
第57章 映画/モンタージュ/記憶(その3)
http://homepage1.canvas.ne.jp/sogets-syobo/uta-57.html
中原紀生
■小林秀雄に訊く──心眼と白光
若松英輔氏は『小林秀雄 美しい花』に、「岩に刻まれた意味不明の碑文」
を例に挙げ小林秀雄が、「「本文」というものは、みな碑文的性質を蔵してい
て、見るともなく、読むともなく詠めるという一種の内的視力を要求している
ものだ。」云々と、「読むことの神秘」(321頁)について述べた『本居宣長』
の叙述を踏まえて、次のように書いています。
(Webに続く)http://homepage1.canvas.ne.jp/sogets-syobo/uta-56.html
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お化け屋敷と幽霊屋敷
http://homepage1.canvas.ne.jp/sogets-syobo/sinrei-19.html
広坂朋信
夏なのだから、気のきいた怖い話でもお届けしたいところだが、今夏いちば
ん怖いものは、コロナウイルス感染再拡大と政府の無策(愚策)だと、話のオ
チはすでにみなさんのご想像の通り。これでは埋め草記事にもならない。
とはいえ、話題が何もないというわけではない。最近ちょっと驚いたことが
あった。自分がツイッターに投稿したつぶやきがバズったのである。とはいえ、
リツイートと引用リツイートが1.6万、いいねの数が7.5万だから、著名人のツ
イートに比べれば微々たるものだが、私のツイッターのフォロワーは228名だ
から、そこから考えるととんでもない数だ。ご近所さんとの井戸端会議の気分
でツイッターを使っていたので、万単位のアクセスには正直言ってびびった。
(Webに続く)
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映画はビデオで/手のレッスン
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寺田 操
「映画はビデオでそして小さな自分の部屋で」と語るのは斎藤直人『私が愛し
た十二人の美女たち 偏愛的女優論序説』日本図書刊行会/1999・9)、
シネ・エッセイだ。石原吉郎や桶谷秀昭への評論を上梓した硬派の論客・斎藤
直人(1948~2019)をイメージすると心地よく裏切られる。映画は映
画館で観るのが正統なら、ビデオやBSやパソコンなどでの鑑賞は邪道なのだ
ろうが、何度でも再生できる一人シアターの楽しみ方をしているのだ。町には
映画館はあったが、洋画を観るためには電車に揺られて都心まで行かねばなら
なかった。洋画の世界を垣間見るのはTV放映と『スクリーン』などの映画雑
誌。こうした同世代人のある種の共通した体験が「映画はビデオで」の贅沢な
時間となる。
(Webに続く)
http://homepage1.canvas.ne.jp/sogets-syobo/singanbutusousi-45.html
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2020年度企画として今年度より、ネット上のWeb論考を編集部の判断により、
適宜このサイトにリンクすることを企画いたしました。読者各位のお役にたて
れば幸いです。
いずれ論考数が増えてくれば、テーマ別に再編集する予定です。
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