ご存じの方は教えてください。

無造作に「ソクラテスは」などと書いてしまったが、これはもちろんプラトンの作中人物としてのソクラテスのことだ。歴史上のソクラテスが神話・伝説について実際にどう考えていたのかはここでは問題としない。あるいはプラトンは自らの師の思い出を忠実に再現しているかも知れないし、逆に師の名を借りて自らの主張を説いているのかも知れない。こうしたことについては哲学・歴史学の専門家諸氏による詳しい議論があるのでしょうが、いまの私には汗牛充棟の研究論文をリサーチする能力も余裕もないので、事情通の方のご教示をまちたい。