自分にハッパをかけるためにとりあえず

神野志隆光『「日本」とは何か』ISBN:4061497766たのは、これは「日本」という国号、いわば名辞についての議論だということ。
それはそれで面白いし教えられることばかりの内容だったが、そもそも国家とはなにか、という議論ではない。いま読んでいる萱野稔人『国家とはなにか』ISBN:4753102424球勝負で応えようとしているように思える。
こういう本は同時代の著者のものとしては自分の読書経験のなかではあまりない。吉本隆明共同幻想論ISBN:4041501016か。もちろん古典にはある。プラトン『国家』とか、少し前に読みかけてそのままになっているロック『市民政府論』とか。
ちょっと回り道しながらでも宿題を片づけておきたい。
と、自分にハッパをかけるためにとりあえず書いておく。