昨日、うろ覚えに引いた狂接輿の歌の出典は『論語』でした。
- 作者: 金谷治訳注
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楚の狂接輿、歌いて孔子を過ぐ、曰く、鳳よ鳳よ、何ぞ徳の衰えたる。往く者は諫むべからず、来たる者は猶お追うべし。已みなん已みなん。今の政に従う者は殆うし。孔子下りてこれと言わんと欲す。趨りてこれを辟く。これと言うことを得ず。」(岩波文庫版『論語』、p253)
接輿の歌の文句をちゃんと覚えていたのには我ながら関心ですが、私がこのエピソードを最初に知ったのは、実は『論語』を読んでではなく、諸星大二郎氏の傑作マンガ『孔子暗黒伝』の一場面でした。子ども心に強い印象を受けて覚えていたのです。だから出典は諸星大二郎『孔子暗黒伝』としておけばよかったかも知れません。
- 作者: 諸星大二郎
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