…なんだか怖い

ものすごく疲れている。そのせいか、幻覚を見た。
煙草を吸おうと、事務所のあるビルの階段の踊り場に出た。煙草をくわえようと下を向くと、一瞬視界の端に、雨のなか傘もささずに歩く子供の姿が見えた。あらためて見ると誰もいない。
疲れているなあ、と思いながらポストをのぞくと、知らない人から手紙が来ている。大崎とかいう人、はじめてみる名前。…なんだか怖い。
こんなに疲れているのは、一昨日昨日と連チャンで呑み会があったから。
一昨日は地元で、教育基本法の勉強会の後、深夜まで呑み会。
いつもの調子で民主党案の悪口をボロクソ言ったら、その場に民主党の市議がいて「党員全員が賛成しているわけではないし、どういう問題なのか知らない人も多い」とのこと。議員が知らないっていうのは困るわなあ。
松山の人から、教基法改悪は日米軍事同盟再編に関連していること、新自由主義政策は文字通りの自由競争ではなく評価基準を政府が管理することによって統制するものであること、今度の臨時国会期間中にも教基法改悪がなされそうだ…、などが語られた。
大崎という人の手紙にも同じようなことが書いてあった。どうして知ったのだろう?
昨日は出張先の名古屋で会った人が、その夜の夜行高速バスで帰るという私たちのために、バスの出発時刻直前までいっしょに飲んでくれた。
名古屋の人も今度の臨時国会で教基法改悪案が通る可能性は高い、とくに参議院は選挙を控えているので、こうした議論が分かれるような大きな課題はさっさと片づけてしまいたいだろう、と厳しい予測を述べていた。
さらに名古屋の人の話では、一昨日松山の人から聞いたことをさらに裏付けるような事例はいくらもあるそうだ。
きわめつけは、某市では行政側の責任者が競争原理の導入で成果が上がる根拠がないとして当市ではその実施を考えていないと言っているのに、現場は習熟度別指導に雪崩をうっているという。これなどは新自由主義政策が自由化ではなく統制、多様化ではなく画一化へと働くことの好例だろう。
新自由主義は、新保守主義による統制原理で補完されるとの理解が一時広がっていたが、新自由主義そのものに統制原理が内在していると考えてもよいかもしれないとも言っていた。
大崎という人の手紙にも、似たようなことが書いてあった。監視されているのだろうか?…怖い。
今日、眠い目をこすりながら仕事をしていたら、何度も原因不明の停電があった。
それとは関係ないかもしれないが、窓の外に誰か立っているような気配がする(私のいる事務所は2階)。