夢から覚めたら地震の夢

一昨日あたりから頭痛がするので、この繁忙期に風邪で寝込むわけにはいかないと風邪薬を飲んで就寝。
帰宅したら、団地のエレベータホールで中型犬を連れた人と一緒になる。
犬はかまってほしいらしくて、私の足にしがみつく。思ったより大きくて、前足が私の背中に届いている。犬に抱きつかれたまま、飼い主と世間話をしている。
でもそれは夢だったらしい。
ガタガタという屋鳴りの音に目が覚める。真夜中である。
地震だと思う間もなく、そのうち揺れが大きくなり、家具がギシギシ音を立てる。
隣室から妻が起きだして玄関のドアを開け、外の様子を見に行ったようだ。
私もなんとか家具につかまっておきあがり、台所を抜けて玄関に出てみる。
どこかで名前を呼ぶ叫び声が聞こえる。泣き叫びながらずっとその名を連呼している。この地震でご家族に痛ましいことでもあったのだろうと思っていると、妻がドアのカギを閉める。
用心のためだろうが、なんで?と思う。
その時、部屋の間取り、玄関からすぐに階段になっている様子、これがすべて引っ越し前のものであることに気付き、もしやこれも夢なのかと思って、目を覚ましてみる。
午前三時、自分の部屋で寝ていた。
読書灯を点けて、天井のランプのひもを照らし、その影が揺れていないことを確かめて、さっきのが夢であったことを知った。
鼓動が早く大きく、耳鳴りがする。血圧が高くなっていたのだろう。
このところ油断していたが、用心用心。