最近おもしろかった本

今週のお題「最近おもしろかった本」
『江戸の妖怪革命』という本がある。しばらく前に評判になっていたのは知っていたが、その頃は妖怪どころじゃない時期だったので未読のままだった。最近、同好の若い仲間にすすめられて読んだ。

なるほど面白かったが、疑問も浮かんだので、ひょんなことからださせてもらっている研究会で発表させてもらった。
妖怪や幽霊を表象にすぎないと割り切ってしまうと、それを語る人々まで表象化されてしまって、議論の視野が狭くなりゃしないか、閉鎖的になりやしないかという問題提起をしたつもりだったのだが、私の口の悪さがにじみ出たためか、ずいぶん厳しい反論や難しい質問が飛んできて、意図が上手く伝わったか微妙。