事実婚について・続

10年以上も前(前世紀!)のことを思い出しての、今さらながらの愚痴に★がついて驚いています。
http://d.hatena.ne.jp/t-hirosaka/20090517/1242528164
少しお断りを書き足してみたく思いました。
私が書き留めたのは、私自身の上に起きた事実ですが、一般化できるかどうかはわかりません。
あくまでも私の感じた辛さに特化した書き方であることをお断りしておきます。
こんなことを書くと、また恐妻家が惚気話かよ、と嗤われるかもしれませんが、私が事実婚を選んだのは、妻の意志を最大限尊重したいと願ったからです。
そのためのコストが予想以上だったので辛い思いもしましたが、自分の決断に後悔はしていません。
「辛いことから一歩を踏み出すと幸せが待ってるんだよ」という金八先生のお説教を最後に付け足したのは、そのことを示したかったからです。
ところでnagano_haruさんは、私の愚痴を好意的に受けとめてトラックバックしてくださいました。
http://d.hatena.ne.jp/nagano_haru/20090517/1242562344
ちょっとnagano_haruさんの受けとられたことと違うかなと思うところもありますが、世代差というものも大きいのだろうと思いました。私ども夫婦の両親は両家とも戦前の生まれ、教育勅語を暗誦できる世代なんです。
それはともかく、nagano_haruさんは非常に大事なことを書き留められたのでここに引用させてもらいます。

ワタシは彼の「女性がそれが普通」等発言を聞いて、怒りが噴出しました。

だって、根拠がないんだもんよ!


彼が男全体の代表のように憎くなる。

ワタシが一等嫌う価値の代弁者のようで、言い負かしたくなる。


そして、憎き男の代表者をここで、駆逐しておかなくては!!!

みたいな、気持ちに・・・・



ワタシは特にその傾向が強いみたいで、

外で男性からセクハラとかされると、彼にその嫌なエピソードを話しているうちに、

彼も一緒に憎くなっていくという。

ものすげー理不尽・・・・・さ

これは、ご本人は「ものすげー理不尽・・・・・さ」と書いていらっしゃいますが、実は、別の視角から見ると理不尽でも何でもない。抑圧されてきた立場の人がそのことに対して声を挙げるときに他にどういう言い方があるのだろう、とも思います。
そろそろ夕飯の支度に取りかからなければならなくなったので結論だけ言えば、妻もこのように言う場合がありますが、その際、私としては、これはもう聞くしかない、と腹をくくっています。たまには「僕、セクハラなんてしたことないし」と言い返すこともありますが、それでもまずは聞くしかない。
性差別に無自覚であることに居直っているのでもない限り、私が男性全体を代表して妻の怒りを受けとめなければならない理由なんてないのですが、これはそういう問題ではない。僕には関係ないからその話はナシ、と遮断してしまったら、夫婦の関係はそこで終わりでしょう。
ちょっと尻切れトンボですが、晩ご飯の時間なので、今夜はこのへんで。