例年通り、すき焼きと年越し蕎麦。
怠け者の私にしては去年はずいぶん働いたつもりだったが、その割に成果が乏しく、くたびれもうけの一年だった。
おまけに皮膚線維肉腫という思いもよらぬ珍病が見つかって、二回の手術とついでに入院まで余儀なくされた。再検査の結果、再発・転移は発見されなかったが、面倒な病気を抱えるとただでさえ少ない気力がなえるから困る。
今年はまた仕事の舵取りが難しい一年になりそうで、今から心配。
老親もさらに手がかかるようになった。生きている日本昔話みたいな老母だけならまだ楽だが、老父の思い込みの激しいのには困る。
幸いなことに、この苦境にあっても妻は元気で前向きなので救われている。
今年もこの人についていこう。