メモ

今週のお題「もしも100万円が手に入ったら」

変なメールが来た。 全文英語なので、私の知り合いではない。知り合いなら私が英語ができないことを知っているはずだから。 Attn: Winner'' Your e-mail address has been randomly selected as Google Winner for 2016 Google Annual Award. Please view at…

誕生日が過ぎた

この五月で53歳になった。からだのあちこちがガタついてきていて、正直言って体力的にきついことも多々あるが、ゆっくりでも歩き続ける。 妻に買ってもらった誕生日プレゼントはズボンとベルト。腹が出すぎて、ベルトを二本も切ってしまったので、ゴムの入っ…

福岡と佐賀

とっくに終わっていなければならなかった仕事と、納期目前なのにまだ手つかずの仕事があって焦っている。他にも準備に取り掛かりつつある仕事が二つ。 仕事があっていいねと言われるが、自営業なので、仕事をしているだけでは収入にならない。仕事を終えて費…

Web評論誌『コーラ』28号のご案内

すでに黒猫房主さまのブログにも出ていますが、私も寄稿させていただいているWeb評論誌『コーラ』28号が刊行されたのでご案内いたします。 今回も岡田有生さんと前近代的なものをめぐってやりとりをしています。 今回はちょっと弁解させていただきたい点が…

地震

九州には妻の親戚もいれば私の知人もいるのでずいぶん心配した。 とくに熊本には大学卒業以来会っていないが懐かしい友人が住んでいる。幸い彼は無事だったが余震が続いていてたいへんらしい。 阪神のような火災、東北のような津波がなかったことは不幸中の…

風邪引いたのかな

昨夜、ひどい下痢をした。今朝はなんだか喉が痛い。 一日の大半はなかなか進まない仕事と格闘しており、あとは食事と睡眠。週に一度の休日は老親の介護。というわけで、とくに書くこともない。 本当の日記なら、仕事の愚痴とか、老親のわがままに困惑とか、…

「始皇帝と大兵馬俑」展

上野の東京国立博物館に「始皇帝と大兵馬俑」展を観に行ってきた。妻が早割ペア前売券を買っておいてくれていたので、そのうち行こうと思いながらも毎週老親の介護に時間をとられていたためにこんなに遅くなってしまった。 兵馬俑展はもう何度目かなので、正…

候補者

年末にちょっとがっかりなニュースが入ってきた。知人が選挙に出るらしい。 やめた方がいいのにと思う。悪口は書きたくないので匿名にするが、政治家に向いていない。 知人は善意の人である。パワーも行動力も人一倍ある。ときどき勢い余って脱線することも…

不当判決と、 Web評論誌『コーラ』27号刊行

負けるにしても、「現行民法は違憲とまではいえない」程度ならともかく、現行民法の正統性を積極的に肯定する判決だった。戦後最悪の保守政権下であるから、多様性を求める人々にとって期待のできる判決が出るとまでは思っていなかったが、ここまでひどいと…

お気に入りの心霊スポット

幽霊が出るとの噂のあるところは都内にいくつもある。 この夏、私が入院していた有名大学病院(お世話になったので名前は伏せる)にも出るのだそうだ。 深夜、病床の見回りに来たついでに話しこんでいった看護師さんが「ここも出るんです」と教えてくれた。…

水中書店

最近、三鷹駅北口の裏手に新しく古書店が店開きしていたのを知った。 三鷹駅界隈は、かつては何軒もあった古本屋の撤収・閉店があいついで、一時期古本屋空白地帯になっていたのだが、去年店を構えたばかりだというこの店のおかげで読書の楽しみが増えた。 …

Web評論誌『コーラ』26号

Web評論誌『コーラ』に寄稿しました。 岡田有生氏とはじめた<前近代を再発掘する>は、執筆中に私が再手術を余儀なくされたため、話のマクラだけ書いて、あとは岡田氏に丸投げしてしまいました。 私の前置きは読み飛ばして、本論である岡田氏の骨太の議論を…

怪物の口

入院費は手術代込みで、61760円。 傷口も順調で、半分抜糸してもらった。 自宅で、自分で包帯を交換するようになって、はじめて傷口を見た。 同病の先輩も書いているが、我が身体ながらグロい。 http://dfsp.exblog.jp/8591325/ 「ぽろぽろ涙がでてきました…

病院暮らし

ご心配をおかけしましたが日曜日に退院してきました。 一週間の病院暮らしはそこそこ快適でした。 世間は梅雨明けしたとたんの猛暑に見舞われているなか、冷暖房完備の部屋でぬくぬく寝ていたのだから文句を言ったら罰が当たります。 病院食も町の定食屋さん…

少し早い夏休み

妻がある武術の全国大会で三位入賞の快挙! 私の妻は日本で三番目に強い。私にとってはいちばん強い。 私は明日、手術なので先に帰って一人でノンアルコールビールで祝杯をあげているところ。 そろそろシャワーを浴びて病院に戻らなければ。 というわけで、…

珍病・線維肉腫その後

先月末の土曜、妻が旅行に出たので自宅でのんびりはねを伸ばしていたところ、線維肉腫の手術をした医師から電話が来た。 お医者さんから電話をもらったことなどこれまでなかったのでびっくりした。 検査の日は八月のはずだったのに、あれ今日だったかなとう…

最近おもしろかった本

今週のお題「最近おもしろかった本」 『江戸の妖怪革命』という本がある。しばらく前に評判になっていたのは知っていたが、その頃は妖怪どころじゃない時期だったので未読のままだった。最近、同好の若い仲間にすすめられて読んだ。江戸の妖怪革命 (角川ソフ…

線維肉腫

十年くらい前から右胸にあった虫さされのあとみたいなものがふくれて、小さな黒子みたいになって、それがだんだん大きくなって、五百円玉大のこぶのようになって盛り上がり、乳がんかもねなんて妻と冗談を言って笑っていた。 最近ひりひり痛むようになったの…

続・男の乳がん【手術編】

胸のしこりが大きくなって、最悪の場合、乳がんだといけないので切除することになった。 http://d.hatena.ne.jp/t-hirosaka/20150407/1428419478 今日、手術をしてもらってきた。 体は強い方ではないが、幸い大きな病気や怪我をしたことがあまりなく、手術は…

Web評論誌『コーラ』または近代の超克

私も寄稿したWeb評論誌『コーラ』が刊行されました。 今回は、畏友・岡田有生さんと花田清輝について論じあいました。 岡田さんが正攻法で花田を論じるそばで、私が些細なエピソードをつつきまわして余興を披露するという感じになりました。 私としては掛け…

男の乳がん

以前から胸にあった吹き出物が大きくなり、今年になってから内側にしこりができて痛いので病院に行ったら、乳がんの疑いがあるということで、明日、検査を受けることになった。 まさかと驚いたが、男性では珍しいが、まったくないわけではないとのこと。 主…

別居正解

何があったかというと、親子げんかである。 それにしても去年の暮れから、これも親孝行だと思って仕事を休み、せっせと老父の車椅子を押し、老母の手を引き、病院やら役場やらに付き添っていたのがすべて裏目に出て、私が金に困って悪事を企んでいるようなこ…

初怪異

昨日、午後五時ごろ、仕事が一段落して、疲れた眼を休めようと神田川沿いの歩道でぼんやりしていると、江戸川橋の方角から一人の男性がこちらに歩いてくるのが目についた。黒いオーバーコートを着た大柄な中年男性で、喉にたんでも絡んでいるのか、しきりに…

初詣

例年通り、高尾山薬王院へ。 ちょうど昼ごろに登山口について、ケーブルカーに乗るため行列に並んでいたら、ちらちらと雪が降り出した。山門の前についた頃にはうっすら積もりはじめ、参拝を終えたころには風も強くなってちょっとした吹雪状態に。 この寒さ…

Web評論誌『コーラ』24号

諸般の事情から、どうしても公にしておきたい文章があったので、黒猫房主さまに泣きついてWeb評論誌『コーラ』24号に掲載してもらった。宮田登氏の妖怪学のある側面についての一考察である。 ちなみに、ヘーゲルよりエンゲルスの方がよいという書き出しか…

Web評論誌『コーラ』23号のご案内

拙稿を掲載していただいたWeb評論誌『コーラ』23号が刊行されましたのでご案内いたします。 私の駄文は昨年、尻切れトンボになってしまったベルクソンの心霊学論の続きを半ば強引にまとめたものです。 ■■■Web評論誌『コーラ』23号のご案内■■■ ★サイトの…

怪談づくしの夏休み

公私ともに忙しい毎日だが、パンクしそうな私を見かねた妻の温情で昨日と一昨日、怪談会づくしの夏休みをとらせてもらった。 「累の會」 一昨日は静岡市で開催された 第3回 「累の會」にでかけた。 第一回の時は、お手伝いした『死霊解脱物語聞書』の出版記…

怪談会 第3回 「累の會」

妻の温情で、来週の15日金曜日、静岡で開かれる怪談会、第3回 「累の會」に参加できることになった。 三年前、私もお手伝いさせていただいた静岡大学の小二田誠二先生監修『死霊解脱物語聞書―江戸怪談を読む』の出版記念も兼ねたイベントとして始まったもの…

先祖の話

老親にふりまわされて、てんやわんやの毎日である。 母方の叔父が亡くなったので、急きょ、老母につきそって秋田に行くことになった。飛行機で行くのか新幹線で行くのか、一泊するのか二泊になるのかなど、ふつうならあっさり決まるようなことでも、老父も足…

遅ればせの親孝行

もう一ヶ月くらい前のことなのだが、八十過ぎの老母に付き添って神戸に行った。 なんでも華道の免状がもらえるとかで、その授与式が神戸のホテルで開かれる。免状を受け取るだけなら郵送もしてもらえるのだが、せっかくだから神戸というところに行ってみたい…