社会

別役実著『ベケットと「いじめ」』

ベケットと「いじめ」 (白水uブックス)作者: 別役実出版社/メーカー: 白水社発売日: 2005/08メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (27件) を見る独特の作劇法で唐十郎,寺山修司らとともに戦後演劇をリードしてきた劇作家、別役実が「葬式ご…

明治は遠くなっていなかった

子安宣邦『福沢諭吉『文明論之概略』精読 (岩波現代文庫―学術)』 福沢諭吉といえば、慶應義塾を創設し、文明開化を先導した傑出した知識人であることには違いないが、なにぶん百年以上前の人である、今さら読み返しても古臭いだけではないかと疑念を持たない…

清水真木著『友情を疑う―親しさという牢獄 (中公新書)』

今年の10冊、書名をあげただけというのも素っ気ないので、一冊ずつ感想を書いておこうかと思う。 トップバッターは、清水真木著『友情を疑う―親しさという牢獄 (中公新書)』。

民主党「憲法提言」

これは憲法のための議論なのだろうか? 民主党「憲法提言」より。 2.「共同の責務」を果たす社会へ向かう 権利だけで社会は維持できないが、だからと言って、「義務」を強調することで社会の統合力が高まるわけでもない。「納税の義務」「法に従う義務」な…

昨夜、ささやかな贅沢に酔ったばかりだが、下記の研幾堂さんの「歯車は廻り始めた」と題された記事を読んでその酔いを一撃で醒まされた。 http://d.hatena.ne.jp/kenkido/20051029 上記記事に引例されているケースは、特別なものではない。 低所得者用集合住…

ジェンダーフリーについての誤解の仕方

私は一介の恐妻家であってフェミニストではありませんが、大学教授だの国会議員だのといった権威を隠れ蓑に、「ジェンダーフリー」という言葉についての自分の誤解や妄想を世間に押しつけようという動きが公然となされていることにつねづね苦々しく思ってい…

最近の大人はけしからん

ホステスを30分かむ、大阪の会社社長を書類送検(読売新聞)

抜き書き

白紙委任はしない

なんとか一仕事片づけて、他の方々のブログの記事を少しばかり読む。

マニフェスト占い

id:demianさんの記事で見つける。 マニフェスト占い http://mani-uranai.com/ あくまでもお遊びで、これで支持政党を決められないが、気分転換にはちょうどいいかも。

「衆愚」という言葉

だんだん忙しくなってきて、ゆっくり本を読む時間がなくなりつつあるので、今日はちょっとした小話。

子どもって

昨夜、ほぼ同世代の仕事仲間に一回り年下の方を加えて会議の後、飲み屋に行った。その席で若い友人からバブル直前くらいの世相について尋ねられて、「ああ、あの頃はね」と口々に語り始めたのだが、どうも互いの話が一致しない。そういう年齢になったという…

ハッカー宣言

たまには最近の新刊も読んでみようと、新しもの好きの好奇心が湧いて書店の人文書新刊コーナーで見つけた『ハッカー宣言』を購入。 派手な色合いの表紙が気に入った。ハッカー宣言作者: マッケンジー・ワーク,金田智之出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: …

情報は警視庁八王子署へ

この事件の犯人がまだ捕まっていないとは。 1995年夏、東京都八王子市のスーパー「ナンペイ大和田店」で女子高生2人とパート店員の女性計3人が射殺された強盗殺人事件は、30日で発生から丸10年を迎える。しかし、いまだに犯人特定につながる有力情…

死者を冒涜するいくつかの方法2

今度は広島の原爆死没者慰霊碑の文字を傷つける者が現れた。7/26

裸の王様

戦後民主主義は虚妄だ、という言説がある。それはその通りだ。戦後民主主義とそこに含まれる人権などの諸価値は、ナショナリズムと同様に虚妄である。こんなことは言い古されたことであるのに、いまだに「王様は裸だ」と叫ぶ子供たちがあとを絶えないのはど…

公民の民俗学

台風で忙しい。ある方への私信の一部分を転載。 大塚英志『憲法力』、お気に召していただいたようで、お薦めした甲斐がありました。憲法力―いかに政治のことばを取り戻すか (角川oneテーマ21)作者: 大塚英志出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2005/07メディ…

三木清の日記

楚狂接輿の話で思い出すのが、三木清の日記です。これはおそらく今では絶版でしょうが、『哲学と人生』(講談社文庫、昭和四六年)という本に寄せられた桝田啓三郎氏による解説中に引かれているものです。

食育基本法

時事にはふれないつもりでしたがあまりにもバカバカしいので一言。