社会

危険なソーセージ

フランクフルトといえば、なにはさておきまずはソーセージ。

原ファシズムの特徴・補足『反ファシズムの危機』

セルジョ・ルッツァット『反ファシズムの危機―現代イタリアの修正主義』 ちょっと先方の都合で待たされているので、『永遠のファシズム』といっしょに読んでいた本のことなど。

原ファシズムの特徴(終わり)

以下、『永遠のファシズム』より写経。 今回で終わりになります。

原ファシズムの特徴14 newspeak

以下、『永遠のファシズム』より写経。 14 ファシズムは「新言語」を話します>。「新言語」ということばは、『一九八四年』のなかでオーウェルが創作した、イングソック(Ingsoc イギリス社会主義)の公用語ですが、原ファシズムの諸要素は、さまざまな独裁…

原ファシズムの特徴13 質的ポピュリズム

以下、『永遠のファシズム』より写経。

原ファシズムの特徴12 男根主義

以下、『永遠のファシズム』より写経。 12 永久戦争にせよ、英雄主義にせよ、それは現実には困難な遊戯ですから、原ファシストは、その潜在的意志を性の問題に擦りかえるわけです。これが(女性蔑視や、純潔から同性愛にいたる非画一的な性習慣に対する偏狭…

原ファシズムの特徴11 死の崇拝

以下、『永遠のファシズム』より写経。 11 こうした見通しに立って、ことになります。神話学において、「英雄」はつねに例外的存在ですが、原ファシズムのイデオロギーでは、英雄主義とは規律なのです。その英雄崇拝は「死の崇拝」と緊密にむすびついていま…

原ファシズムの特徴10 大衆エリート主義

以下、『永遠のファシズム』より写経。 10 エリート主義は、あらゆる反動的イデオロギーが本質的に貴族主義的である以上、その典型的な要素のひとつです。歴史上、あらゆる貴族的かつ軍事的エリート主義はを伴うものでした。原ファシズムは「大衆エリート主…

原ファシズムの特徴9 王道主義的覇権主義

以下、『永遠のファシズム』より写経。 9 原ファシズムにとって、生のための闘争は存在しないのです。あるのは「闘争のための生」です。すると「平和主義は敵とのなれ合いである」ということになります。「生が永久戦争である」のですから、平和主義は悪とさ…

原ファシズムの特徴8 resistentialism

以下、『永遠のファシズム』より写経。 なお、この抜き書きの副題はid:kurahitoさんのブックマーク・コメントから拝借しております。kurahitoさんいつもありがとうございます。 8 信奉者は、敵のこれ見よがしの豊かさや力に屈辱を覚えるにちがいありません。…

原ファシズムの特徴7 xenophobia

以下、『永遠のファシズム』より写経。 7 いかなる社会的アイデンティティももたない人びとに対し、原ファシズムは、諸君にとって唯一の特権は、全員にとって最大の共通項、つまりわれわれが同じ国に生まれたという事実だ、と語りかけます。これが「ナショナ…

原ファシズムの特徴6 第三階級

以下、『永遠のファシズム』より写経。 6 原ファシズムは、個人もしくは社会の欲求不満から発生します。このことから、歴史的ファシズムの典型的特徴のひとつが、なんらかの経済危機や政治的屈辱に不快を覚え、下層社会集団の圧力に脅かされた結果、であった…

原ファシズムの特徴5 racism

以下、『永遠のファシズム』より写経。 5 意見の対立はさらに、異質性のしるしでもあります。原ファシズムは、ひとが生まれつきもつを巧みに利用し増幅することによって、合意をもとめ拡充するのです。ファシズム運動もしくはその前段階的運動が最初に掲げる…

原ファシズムの特徴4 混合主義

以下、『永遠のファシズム』より写経。 4 いかなる形態であれ、混合主義というものは、批判を受け入れることができません。批判精神は区別を生じさせるものです。そして区別するということは近代性のしるしなのです。近代の文化において、科学的共同体は、知…

原ファシズムの特徴3 activism

以下、『永遠のファシズム』より写経。 3 非合理主義はを崇拝するか否かによっても決まります。行動はそれ自体すばらしいものであり、それゆえ事前にいかなる反省もなしに実行されなければならないというわけです。思考は去勢の一形態とされるのです。したが…

原ファシズムの特徴2 非合理主義

以下、『永遠のファシズム』より写経。 2 伝統主義はモダニズムの拒絶>を意味の内にふくんでいます。ファシストもナチスもテクノロジーを賛美しましたが、伝統主義思想家は、テクノロジーを伝統的精神価値の否定であるとして拒否するのがふつうです。いずれ…

原ファシズムの特徴1 伝統崇拝

以下、『永遠のファシズム』より写経。

こちらのブログのタイトル「きびをむく少女の指先傷つきてラムの琥珀酒カリブの海より来たる」は、なんとも素敵です。どなたかの短歌なのでしょうか。 http://d.hatena.ne.jp/azamiko/20060714#p1 この記事に「8月15日に小泉首相の参拝が取りざたされている…

この間、読んだ本

丸山眞男―リベラリストの肖像 (岩波新書)作者: 苅部直出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2006/05/19メディア: 新書購入: 1人 クリック: 53回この商品を含むブログ (85件) を見る最近、よく論じられる知識人の評伝。

うわわわわわわぁ

こうなると、杞憂だとか、心配しすぎということはないわけですよ。 http://www.ajwrc.org/modules/news/article.php?storyid=110 本日5月1日の午後、第3期「東京都男女平等参画審議会」の委員名簿が発表されました(東京都生活文化局発表)。その一人にな…

国家の品川

読もうかどうしようかとさんざん迷った挙げ句,同著者の『この国のまじめ』なる続編もベストセラー入りしたのを見て,ついに覚悟を決めた。

何が起きたんだ?

成分分析なんてやってる場合じゃないのか。 http://www.geocities.jp/precari5/main.html http://mayday2006.jugem.jp/?day=20060501 http://d.hatena.ne.jp/using_pleasure/20060502/1146583947 http://blog.urocon.net/archives/200605/03-0136.php http:/…

なかったことにはならないでしょうねぇ

成城トランスカレッジ! ―人文系NEWS & COLUMN― - 「ジェンダーフリーとは」をなかったことにしたい人。 http://d.hatena.ne.jp/seijotcp/20060424/p3 そっかあ、chikiさんて「「25歳の社会学者」(しかも教授クラス)」だったんだあ、なんて思わずつぶやい…

ちょっとため息

今度は共謀罪か…。

mojimojiさんが、教育と国家との関係について説いておられる。 http://d.hatena.ne.jp/mojimoji/20060408/p2 国家が、個々人のための国家であるためには、国家が体現していないもの、現に存在してはいないものが生まれてくる領域がなければならない。目の前…

忙しいのだが

忙しいのだが、あんまり驚いたものだから、この一件だけは書き留めておく。 「論座」4月号掲載の佐藤文香氏(慶応大助教授)の論文『フェミニズムに苛立つ「あなた」へ』の書き出しに驚いた。 ジェンダー・フリーや性教育バッシング、自治体の男女共同参画…

誰かの善意

x0000000000さんより、仁の端を家族から友人・同僚、地域社会の隣人、やがてはすべての人びとにまで、同心円的に波及させていく孟子の発想について、面白いコメントをいただいた。 http://d.hatena.ne.jp/x0000000000/20060319/p2 x0000000000さんによれば「…

ジェンダー・フリー禁止令?(未確認情報です)

ちょっと小耳にはさんだ話。 お役所で「ジェンダー・フリー(ジェンダーフリー)」という言葉を使わないように、という事務連絡(通達?)が中央(内閣府?)から地方に出たとか、出されるらしい、とかいう話。 詳細不明の未確認情報ですが、忘れないように…

http://newsflash.nifty.com/news/tk/tk__kyodo_20060207tk013.htm 『太平記』でも読もうか。 それとも『神皇正統記』か? いやいや「已みなん已みなん。今の政に従う者は殆うし」。

水島朝穂編著『改憲論を診る』

本書冒頭には編者の水島による印象的なエピソードが紹介されている。改憲論を診る作者: 水島朝穂出版社/メーカー: 法律文化社発売日: 2005/05/03メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (6件) を見る