メモ

『東京怪談ディテクション』について

拙著『東京怪談ディテクション』(広坂朋信著、希林館発行)につきまして、いくつかお問い合わせがありましたので、この場を借りてお知らせします。 お世話になった版元の希林館さんが廃業したため、現在、新刊書店では入手不可です。お手数でも古書店さんで…

平塚タンメン

先日、珍しいものを食べたのでメモしておく。 誕生日のお祝いに何か一つ願いを叶えてあげると妻が言うので、以前から気になっていた、平塚にある皿屋敷のお菊さんの墓参りをしたいと言ったら、お安い御用だと平塚に連れて行ってくれた。 もちろん、私も五十…

Web評論誌『コーラ』22号のご案内または天満橋のラーメン

先日、出張先の大阪で久しぶりに美味しいラーメンを食べた。 天満橋の駅ビルに入っている朝陽閣という中華料理屋のラーメン。挨拶回りで一日中歩いてくたくたになった身体に旨さがしみわたった。 東京に帰って、これまで一番おいしいと思ったK線K駅前のラ…

三鷹と吉祥寺

十数年前のことだけれども、かつて勤めていた会社の元同僚の紹介で、ライターさんの取材を受けたことがある。 様々な夫婦の形を取材して本にまとめたいとのことだった。別姓・事実婚で、夫が晩ご飯担当で妻には絶対服従というのが面白がられたらしい。 彼女…

Web評論「コーラ」21号

Web評論「コーラ」21号に寄稿させていただきました。 ■■■Web評論誌『コーラ』21号のご案内■■■ ★サイトの表紙はこちらです(すぐクリック!)。 http://sakura.canvas.ne.jp/spr/lunakb/index.html ----------------------------------------------------…

予定稿

ご無沙汰しております。 12月は不吉な月です。 教育基本法改悪のときも、ちょうど12月だったものですから、あのときのことを思い出します。 あれ以来、街頭にクリスマスソングが流れると、何か嫌な法律ができるのではないかと憂鬱になります。 今年、杞憂が…

Web評論誌『コーラ』20号

Web評論誌『コーラ』20号が刊行されました。私も駄文を寄せさせてもらっています。 中原紀生さんの論じた井筒俊彦とか白川静のような、ああいう碩学という言葉がしっくりくる学者さんの本って、最近少ないなあ。自分が読んでいないだけかも知れませんが。 …

幻解!超常ファイル ダークサイド・ミステリー

今夜、NHKBSプレミアムで「幻解!超常ファイルダークサイド・ミステリー.」という番組が放映されます。 http://www4.nhk.or.jp/darkside/ この番組に私(広坂朋信)がチラッと写るかも知れませんが、どうか笑って許してください。 ふだんならお断りするはず…

Web評論誌『コーラ』19号

Web評論誌『コーラ』19号が刊行されました。 私はこのうち「現代思想を再考する」というリレーエッセイを担当しているのですが、ここのところ仕事でてんてこ舞いで、岡田有生さんと若い友人のSTさんにゲタを預けて、自分は狂言廻しに徹しています。 もっ…

ネグリの講演会

このところ忙しくしていて、ブログを書く気分にならない。忙しいのも景気のよい忙しさなら調子に乗って何か書き飛ばす気にもなるが、斜陽産業の片隅で生き残りをはかる身の上なので、今朝も近所の関連業者が仕事場をたたんでいたのを知って気が重くなった。 …

雲行きが怪しい

妻が難しい相談事で出かけたまま帰ってこないので心配。天気予報では終日晴れとなっていたが、雲行きが怪しい。平穏無事でありますように。 その後 妻が帰ってきて安心した。難しい問題に巻きこれやしないかと心配していたが、杞憂だった。(本当は、妻を心…

零細市民にできること

そういえば、このあいだ読んですっかり感心した『経済ジェノサイド: フリードマンと世界経済の半世紀 (平凡社新書)』の著者を囲むシンポジウムを見物してきた。 人類学者や政治学者もまじえての議論で、世界規模でお先真っ暗なのがよくわかった。 かつて「生…

香港の友人へ・新年のご挨拶

新年のご挨拶を申し上げます。 ふつう、日本の正月の挨拶は「あけましておめでとうございます」とか「謹賀新年」とか、祝意を表す言葉を交えるものですが、どうも素直に新年を祝う気分になれません。 もっともこれは私一人のことではないようです。 元旦にあ…

クリスマスの御馳走

妻が台所を占拠してから間もなく三時間がたとうとしている。 今年はケーキが先にできあがった。 満腹になりました。

Web評論誌『コーラ』18号に寄稿しました

昨日は赤穂浪士討ち入りの日。ゆかりの深川や赤穂では記念行事が行われたとか。 さて、黒猫編集長の温情で今回もWeb評論誌『コーラ』に寄稿させていただきました。 季節柄、とりあげるなら忠臣蔵だろうと思って頑張ったのですが、ちょっと尻切れトンボで、岡…

喪失の経験

このところ愛読していた藤田省三『精神史的考察 (平凡社ライブラリー)』は、たしか「或る喪失の経験」(「或る」は「ある」だったかもしれない)という味わい深いエッセイから始まっていた。これは、最近、子どもたちが隠れん坊遊びをする光景を見かけなくな…

幻の書

今週のお題「今、読みたい本」に答えてみようと思う。 しかし今、読みたい本は何かと問われて、何を基準にあげたらよいだろう。『源氏物語』とか『失われた時を求めて』とか、長過ぎて読み切れない本をあげる場合、また、名著の誉れ高いのに翻訳されていない…

古典の日

今朝、新聞を読んで、今日が古典の日だと知ってびっくりこいた。 古典の日を制定しようという運動があるのは知っていて、あれまあ錚々たる顔ぶれの先生方が集まってばかばかしいことに力を注ぐこともないだろうにと呆れた思いでいたが、まっさか本当に法制化…

怪メール続報、返事が来た

上にお知らせいたしました怪メールは、ウィルスではなくてオレオレ詐偽のようでした。 私のパソコンはもちろん、妻のパソコンにも、仕事場のパソコンにも異常はなく、ホッとして仕事に出かけていたのですが、仕事場に帰ってきたら、私が返信してしまった(知…

英文メールにご注意/ウィルスか

私のメール・アドレスを装った英文メールが届きましたら、それは私ではありませんので、返信しないでください。 実は、今朝、知人から以下のようなメールが来ていました。 Good Morning,Hope you're well? I'm still waiting a response to my last email to…

「私は幽霊を見た」in静岡

週末に静岡市で開かれた「累の会」に参加してきました。 全体の様子は『死霊解脱物語聞書』監修者の小二田先生(静岡大学)のブログをご覧ください。 http://blog.goo.ne.jp/koneeta/e/4bac0646bc5ee478493231f672c09daa 私が参加したのは夜の部からで、座談…

Web評論誌『コーラ』17号に拙稿掲載

Web評論誌『コーラ』17号に拙稿を掲載していただきました。ここにお知らせいたします。 ■■■Web評論誌『コーラ』17号のご案内■■■ ★サイトの表紙はこちらです(すぐクリック!)。 http://sakura.canvas.ne.jp/spr/lunakb/index.html ●現代思想を再考する…

神楽坂祭り

先日の水曜日、懇意にしている留学生さんを誘って、妻と三人で神楽坂の鬼灯市を見物に行った。 ところが、ぎっしり並んだ屋台のほとんどは飲食物の販売で、肝心の鬼灯は毘沙門天前に数軒見かけただけだった。あとはもう人ごみで、毘沙門天に参拝するのがやっ…

お断り

万一、誤解があるようだと困るので、一言お断りを申し上げます。 私のブログはあくまでも広坂個人の料理+読書メモです。 ブログ上で批評めいたことを書くこともありますが、それは私個人の関心と動機によってなされるものです。 昨年と一昨年、某新人文学賞…

週末の予定

痛風の写真を出したら、ずいぶんたくさんの方にご心配いただいた。 どうもすみません。おかげ様で炎症もおさまり、今はふつうに歩いています。 痛風が治まったので久しぶりに外回りに出かけたが、日頃の運動不足のためかすっかり足腰が弱ってしまって、何件…

痛風

世間ではAKB総選挙が話題のようだが、私は痛風と格闘している。 日曜あたりからどうもうずくなあと予感はしていたのだが、月曜日にドカンと来た。 これほどの痛風発作は初めて。爆発的な痛みだ。 月曜夜は七転八倒しながら自宅に帰ったものの激痛で眠れず、…

自費出版について

先日、コメント欄に自費出版についてのご質問をいただいた。 私の勤め先ではまったくの自費出版(企画内容を問わず市販もしない、いわゆる私家版)は扱っていないのだが、商売柄、時折お尋ねをいただくこともある。 しばらく前に、知人からの質問に答えた返…

私は吉本隆明のファンではない

しばらく前に評論家の吉本隆明が亡くなったというニュースがあった。 吉本といえば思い出すのが、友人の中に、私のことを熱烈な吉本ファンだと誤解したものがいたこと。 学生時代にお世話になった先生の一人が吉本と懇意にしていたが、私自身はあまり強く惹…

タレントの顔を覚えない

今週のお題「私のクセ」に応えようと思う。クセというより欠点かも知れないが。 今週の「ヤングジャンプ」の表紙はAKB48だった。 AKB48といってもメンバーが大勢いて、私に見分けのつくのは、うちの姪っ子に似ている前田敦子(たいてい真ん中で歌っているの…

雨宿り

今日は実家に呼ばれて老親の雑用を片付け、さて帰ろうかと思ったら、一天にわかにかき曇り、すごい風が吹いてきた。雨に降られないうちにと帰路を急いだが、断続的に横殴り風と雨に見舞われて、途中、何度も雨宿りをするはめになった。 最初のバス停は、幸い…